アーセナル - アストン・ビラ

まだ試合中ですが、アーセナルのパス交換が練習か遊びのように見えてしまいます。得点差があって、ボールポゼッションも圧倒的にアーセナルが上回っているのですが、アーセナルのバックパスさえもボールに触れる機会のないレーマンにパス回しに参加させるために思えてしまいます。


そんな試合の中でも、アンリは凄いな。身体能力によるスピードも凄いのですが、トップスピードから一瞬で止まる体のバランスも凄い。アーセナルの2点目になった裏への抜け出しのスピードから後ろから来た浮いたボールをピタリと止めるボールコントロール、そしてGKの位置を見極めたループシュート。3点目の流れの中にも関わらずまるでセットプレーのような正確なシュートも凄いけど、2点目が圧巻でした。

有楽町で逢いましょう。

佐野元春さんの「星の下路の上」ツアー最終公演の会場、東京国際フォーラムに行ってきました。
今回のツアーは初日の立川から江戸川大宮とすでに3ヶ所で参加しているのですが、今回も素晴らしい演奏でした。


会場が有楽町にある東京国際フォーラムのホールAだったのですが、ここは25年に及ぶ元春さんの活動の中で一度も使ったことがないホールだったようで、ツアータイトルの「星の下路の上」ツアーのサブタイトルとして今日だけ『有楽町で逢いましょう。』というネーミングがされていました。開演直前の場内にはフランク永井さんの歌声で「有楽町で逢いましょう」が流れ、この時点で会場の盛り上がりは凄いことに。そしてアルバム”フルーツ”からインストゥルメンタルの「夏のピースハウスにて」がかかって、開演です。
(ツアーファイナルを終えたので、ここから先もネタバレ有りです。)


オープニングの1曲目から全開で「アンジェリーナ」ですよ、「アンジェリーナ」。もう、ノリノリです。

セットリスト公式
2006.4.2 東京国際フォーラム


1. ホーボー・キング・バンドのテーマ '06
2. アンジェリーナ
3. 僕は大人になった
4. コンプリケイション・シェイクダウン
5. ストレンジ・デイズ
6. ハートビート
7. 99ブルース
8. インディビジュアリスト
9. ナポレオンフィッシュと泳ぐ日
10. ロックンロール・ナイト
11. バルセロナの夜
12. ドゥ・ホワット・ユー・ライク-勝手にしなよ
13. 最後の1ピース
14. 観覧車の夜
15. 君の魂 大事な魂
16. ワイルドハーツ
17. ブルーの見解
18. 悲しきレイディオ
19. ソー・ヤング
20. レインボー・イン・マイ・ソウル
21. ヤングブラッズ
22. 約束の橋
23. サムデイ
24. ニューエイジ


アンコール
25. 国のための準備
26. 星の下 路の上(Bass: 高桑圭、Gui: 深沼元昭、Drums: 小松茂
27. ホーボー・キング・バンド・メドレー
28. 彼女はデリケート

セットリストです。それにしても、凄い曲数です。ここを見てくれる人の中に同世代の元春ファンがどれくらいいるのか分かりませんが、古くからの元春ファンが曲名を見たら涙モノのセットリストでしょ。全部で、27曲、最終日は3時間20分の公演でした。途中でのMCはほとんどなし。とにかく、演奏、演奏。時々、短くコメントのようなMCを入れるのは昔のまんまです。


オリジナルのアレンジに近いものから、大きくアレンジを変えているものもありましたが、今回のツアーのお気に入りはやはり5曲目の「ハートビート」かな。オリジナルは初期の大作でとても重い雰囲気の曲ですが、今回のツアーでの演奏はとても明るく軽くそれでいて心に沁みるアレンジで演奏されています。”Can you hear my heart Beat ?”という歌詞の後で元春さんとバッキングコーラスのTTシスターズの女性2人が両手で左胸にハートマークを作るのですが、それがとってもチャーミングで心に沁みるのです。ああ、映像で伝えたい。


それと「ロックンロール・ナイト」も弾き語り調に大きくアレンジを変えているのですが、逆にこの曲はオリジナルアレンジに近い感じで聴きたかったです。フジテレビの『僕らの音楽』に出演した時にはかなりオリジナルに近い形で演奏してくれたのですが、この映像は永久保存版として何度も見ています。声の問題でオリジナルに近い形は難しいのかもしれないけれど、聴きたいな。


また過去のライブでは「悲しきレイディオ」の演奏の途中から「HKBメドレー」に入っていくことが多かったのですが、今回のツアーでは単体の曲として演奏されていて、これが本来の形だと分かっていても呆気ない感じがします。
「悲しきレイディオ」の演奏前の短いMCで、昔ラジオが大好きだったこと、その頃に流れていたアーティストの思い出などを話した後に、『ストーンズは今日さいたまでやっているけれど、僕(のライブ)を選んでくれてありがとう」と言った時には笑えました。帰りの電車でさいたま新都心駅さいたまスーパーアリーナの最寄り駅)から、ストーンズ帰りの人が大量に乗車してきた時には、このMCを思い出して更に笑ってしまいましたが。


「サムデイ」については過去に何度も触れているので省略しますが、今日もイントロですでにウルウルきていましたよ。たぶん、この曲が今まで出会った様々な人の楽曲の中で、自分の中では一番の曲になってしまったらしい。「この曲を書く時に、小さな部屋で書いていて、歌詞の大部分は出来上がっていたけれどある一部分がどうしても思い浮かばなくて、一晩中考えていて明け方近くなってワンセンテンスが空から降りてきて、その言葉がジグソーパズルの最後の1ピースのようにすっぽりはまった」と話していましたが、その歌詞はどの部分なのだろう。


本編の最後の曲になる「ニュー・エイジ」の歌詞の”数えきれないイタミのキス 星くずみたいに降ってくる”という部分で天井からkissと書いてある風船と銀紙でできた星の形をした紙ふぶきが降ってきた時にはびっくりしました。元々最近の元春さんのライブはステージの仕掛けよりも演奏に力を入れていますから、まさかそんな仕掛けがあるとは…。私は1階の17列にいたのですが、ちょうど2階席よりも少し前の部分になったので、頭上やら座席やらに風船が10個も20個も降ってきて足の踏み場もないほどでした。だって1人の席にそれだけ降ってくるのですよ、その列だけで100個以上とか、縦の通路は風船だらけといった感じです。降ってきた風船を観客が何度も何度も跳ね上げるので、後方から見ていたらどんな映像になっているのだろう。渦中の席にいた身としては、バレーボールのトスを上げまくっているようで疲れましたが(笑)。


それと最終日だからということでアンコールの時にメンバー紹介の後にスタッフも1人ずつ紹介していたのですが、途中から皆が元春さんと同じ帽子をかぶり、元春さんの癖と同じような仕草で帽子のつばに手を当てて小さくお辞儀と言うかポーズを取っていたのにも笑えました。スタッフも毎回あの仕草を見てれば、それはやりたくなるよな。
それとメンバー紹介の中で意識的にかマジボケか分かりませんが、古田たかしさんを忘れたことでかえって大きく会場が盛り上がりました。最初はネタかと思ったのですが、どうやらTTシスターズの名前をちゃんと言うことに集中して本気で忘れたようにも見えました。でも、面白かったけど。


本当は全部の演奏曲にコメントをつけたいくらいなのですが、それをやると朝になってしまいそうなので止めておきます。でも、そうしたいくらい素晴らしいセットリストで素晴らしい演奏でした。全公演のうち4回も行きましたが、本当はもっともっと遠征も含めて参加したかった。このセットリストから1曲も削らないでDVDを出してもらえないものでしょうか。今日は撮影もしていたようなので、お願いします。
唯一の心残りはアンコールの演奏を終えた後のバンドのメンバーが手に持っているフルートの演奏を最後まで聴けなかったことです。参加した4回は毎回持っていたのに最後まで聴けなかった。噂ではこのバンドのメンバーで、「古田たかしとフルーターズ」というフルートのグループを作っていると聞きましたが、ツアーファイナルでは実際のフルートの演奏を聴きたかった。
それ以外は、大満足のライブでした。

同じ時間を共有した、幸せな方々のダイアリー
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「星の下 路の上」ファイナル、東京国際フォーラムで  to God, from Monkey. さん
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