日本代表候補合宿
しかし、候補合宿とは言え、良く見てますなぁ。
日本代表候補トレーニングキャンプ メンバー(4/16〜18) J's GOAL
初招集の選手として
GK
西部 洋平 清水
DF
内田 篤人 鹿島
MF
森 勇介 川崎
太田 吉彰 磐田
柏木 陽介 広島
FW
近藤 祐介 神戸
この6人ですか、渋い。
【オシム監督コメント】
「今回のトレーニングキャンプでは、これまで常に(日本代表に)呼ばれてきた代表チームの中心のグループに、実際に呼んで間近で見てみたい興味のある選手を加えた」
やはり、オシムさんの基本は”見る”ことなんですよね。オシム監督のJリーグ視察もなかなか箱根以西に行くことがないように感じていますが、1日で2試合も3試合もJリーグの会場に現れているから、不満の声も出てこないのでしょう。
浦和サポーターACL戦記
Jリーグが盛り上がってない?
そんなことは、ない。
以下追記
Jリーグの観客動員の低下を危惧する意見もあるようですが、私はJリーグの力は大丈夫だと思っています。もちろん、小さな周期での観客の増減はあると思いますし、一部には没落していくクラブもでるかもしれません。でも、各地のスタジアムに集まっている人々を見れば、Jリーグはすでに日本のスポーツ文化として根付いていると感じます。興行としての集客ではない、生活の一部としてJのスタジアムに足を運ぶことが根付いている人々がたくさんいること。J開幕以前からサッカーを見続けている一人の素人として、揺るぎない力を感じています。
当然各クラブは新規の集客を挙げるための努力を怠ることはないでしょう。クラブの幹部社員が出向などで営業に本腰を入れていないクラブがあったとしたら、そのようなクラブは没落していくかもしれません。でも、それはJ全体として語るべき事象ではなく、各論として問題あるクラブ毎に内容を分析し、語らなければいけないことだと感じています。全てのクラブについて同じ土俵で語れるものではない。他のクラブの出来事ながら、シドニーのスタジアムのゴール裏を赤く染める浦和サポを見てジーンと来たのです。集客に苦労しているヴェルディだって、アウェイの福岡に30〜50人のサポが駆けつけている。そういう事象を見れば、現状のJを見てもまったく違う角度での感慨を感じると思います。
現代の日本社会には様々な娯楽があり、様々な価値観がある。各クラブの集客が毎年5000人/試合ずつ増えていくなどと言う、J開幕当時のようなバブルはないでしょう。でも、各クラブが日々努力をして、少しずつ地域に根付いていく。今年の草津の快進撃を見たら、集客の多寡というのはJの力を図る一つの物差しでしかないと思います。もちろん右肩上がりで集客が増えるならハッピーだけど、そんな簡単な方法はないです。(あったらヴェルディがやっていると思う…)
クラブの営業努力、チームの試合内容や結果、そしてクラブとサポーターが共有した濃密な時間の長さ。そのようなものが幾重にも幾重にも絡み合って、そして徐々に増えていくものだと思います。時にはクラブとサポは対立し、時には喜びを分かち合う。そんな濃密な時間を積み重ねてこそ、集客という結果がついてくるのだと思います。浦和や柏の試合を見ると、心からそう思います。
そういう意味で、先に紹介したACLに参戦している浦和サポの記事を見て、「Jリーグは盛り上がってるぜ!」というつもりで冒頭の言葉を書きました。