大宮 - 新潟

helguera2008-03-09

NACK5スタジアム大宮大宮公園サッカー場)に行ってきました。
世間的には昨日から開幕したとされるJリーグですが、日程くんのおかげで今日が開幕という気分です。開幕なら何で等々力じゃないんだという声も聞こえてきそうですが(笑)、まあいろいろと事情もありまして…。私がヴェルディを応援していて、家族は大宮を応援している。そして大宮は地元。ヴェルディについては昨年の7連敗や8連勝を経て昇格を決めてしまったことで、何だかちょっとした達成感を感じてしまっている部分も正直あります。それでも携帯の速報は10分に1回は確認していましたが。最後は1分に1回ぐらい更新してましたけどね。ヴェルディの試合は録画したものを後でじっくりと見ます。


新装なった大宮公園サッカー場ですが、昨シーズン終盤に2試合リーグ戦が行われましたが、2試合ともチケットは持っていながらもどうしても行くことができず、今日が初のリーグ戦参戦となりました。

ゴール裏スタンドを2階建てにしたことで収容人数も増えましたが、どうもその分アウェイサポの収容力が増えてしまったんじゃないかと…。ホームアドバンテージというよりも、アウェイサポの声の方が大きかったような気もします。特に今日の対戦相手である新潟は同じオレンジがチームカラーでもあり、新幹線を使えば新潟から大宮は1本で来られるという事もあり、アウェイの迫力を感じてしまいました。

ちょっと変な表現ですけれどね。


さて試合ですが、開始早々から新潟が大声援をバックに大宮陣内に攻め込みますが、シュートなど決定的な形にまで持ち込めません。押しているのは新潟でしたが、大宮もFWのペドロ・ジュニオールの突進力を軸に徐々に盛り返してきました。そして縦1本のパスが新潟のDFラインの裏に通り、ペドロ・ジュニオール対新潟DF3人という局地的戦いになりました。見ている私の方向からは大宮のチャンスは費えたかに見えましたが、ペドロ・ジュニオール選手が新潟のDFをかいくぐり足を振ると見事なシュートがファーサイドのゴールネットに吸い込まれました。日本人的感覚で見ると1人対3人になった時点で『無理かな』と思ってい待ったのですが、あの突進力は凄かった。重戦車のように突進していくのではなく、猫背でバランスが悪そうな姿勢のままヒラヒラとこじ開けていくような感じでした。


これで大宮が先制し、前半はこのまま1−0かなと思い始めた前半のロスタイム、またしてもペドロ・ジュニオール選手が大宮から見て左サイドを突進、ゴールライン際をすり抜けて少し戻りながら角度をつけてシュートを放ちます。このシュートはGKに弾かれましたが、そのこぼれ球をダイレクトで小林大選手が見事なボレーシュートを決めました。決めたのは小林大ですが、0.7点ぐらいペドロ・ジュニオール選手にあげたい2点目でした。
後半は新潟も再び押し込できたのですが、大宮も体を張ってアモリ試合は一進一退の膠着状態。結局それからスコアは動かず試合終了となりました。


大宮は監督が変わり攻撃的に行くと聞いていたのですが、正直に言えば前評判ほどの前への圧力は感じなかったような…。昨年よりは攻撃に向かう段階のパスはリズミカルに繋がる様になったのかな。ただ、今日の試合については良くも悪くもペドロ・ジュニオール選手の独り舞台だったでしょうか。
対する新潟はエジミウソン選手の抜けた穴が埋まっていないということでしょうか。日本代表でもある矢野貴章選手も体を張って頑張っていましたが、ちょっと得点の気配は感じられませんでした。結構惜しいところまではいくのですけれど、あと一歩大宮のゴールを割れないもどかしさがありました。

まあ、大宮もペドロ・ジュニオール選手がいなければ点が入っていたかどうかは分かりませんから、似たり寄ったりかな。


ということで私自身も新装なった大宮公園サッカー場のリーグ戦初参戦の試合でしたが、大宮としても新装なった大宮公園サッカー場での初勝利となりました。初勝利どころか、J12位タイですからねぇ、1試合消化時点ですけれど。