大陸なのですね。

まだ決定ではないようですが、このニュースが気になっています。
韓国の鉄道公社、サポーターのためにベルリンへの特別列車を計画 スポナビ

2006年ワールドカップ・ドイツ大会の開催が迫り、地理的に遠い国もそれなりの準備を進めつつある。韓国の鉄道公社コレイルはサポーターがドイツ、特にベルリンへ向かうのを助けるため、北朝鮮とロシアの2国を横断する直通列車を準備しようと考えている。
(中略)
平壌との合意が成立した場合、列車は釜山を出発して朝鮮半島を縦断し、ロシアに入国してベルリンまで向かう。

同じ東アジアと一口に言っても、大陸と地続きでつながっている韓国と島国日本では、文化的精神的背景が随分と違うのだろうなと考えてしまいました。また、大陸横断鉄道がいくらの値段設定になるのか分かりませんが、実現したら究極のサポ^ターズ列車として羨ましい限りです。

練習試合

まだ勝ち負けを意識する時期でないと思っていますが、それでも大学生に苦戦するようではまずいですよね。この日はサクッと勝ったようで何よりです。
J2東京Vが帝京大、専大に連勝 ニッカン
また、もうすぐグァムキャンプですね。
東京Vラモス「鬼は内」グアム猛特訓宣言

今年は昨年より3日長い15日間で、休日なしの猛特訓が予定されている。この日、帝京、専大との練習試合で2連勝(4−0、4−1)した後「とにかくケガしないように」と優しさを見せたが、キャンプについては「地獄になるよ。ラモスの鬼!」と過酷合宿を予告した。

グァム行きたい。

キャプテンシー

自分の書いている駄文をどんな方が見に来ているかなどを考え出したら、怖くて書けなくなってしまいますよ(笑)。
いつも楽しみに読んでいる西将風さんのところで興味深いエントリーを読みました。西将風さんのところの”あしあと”で、Lリーグ岡山湯郷Belleの山崎由加選手のものがあって、そこで語られていたキャプテンシーについて書かれています。


キャプテンシー B/R life -有閑東京倶楽部(工事中)  西将風さん

1、公平である人
2、実力・経験のある人
3、ポジティブでユーモアのある人
4、情に厚く、体を張れる人
5、行動の基準がハッキリしてる人


元記事の山崎由加選手のところで取り上げているドゥンガ氏の言葉はこちら。
キャプテンシーとは サッカー奮闘記 山崎由加選手
ドゥンガ咆哮 2002年ワールドカップへの道 「キャプテンシーとは何か」 スポナビ

1.チームメートに尊敬されること
2.選手としての経験が豊富なこと
3.仲間と話し合うことができること
4.監督の戦略やアドバイスを理解し、それを伝えられること
5.苦しいゲームの中でも自信を失わないこと
6.率先して嫌な役を引き受けられること


上記のリンク先で様々なことが書かれているので書き加えることなど少ないのですが、キャプテンシー=リーダーと仮定したときに、リーダーには平時のリーダーと戦時のリーダーがあると思うのです。
平時のリーダーは和を重んじ、話し合いで根気良く問題を解決したり、粘り強く相手を説得できたり、全体を見て最善の策を採れる人。しかし戦時にはそのような時間的余裕などあるはずもなく、瞬時の決断力が求められるのだと思います。最善の策ではないかもしれないけれど、その瞬間に採りうるべき策を考え決断し実行する。こんなタイプが平時のリーダーだったりすると「独裁者」と呼ばれたりしてしまうわけですが、戦時にはそのようなリーダーシップが不可欠でしょう。


そこで平時と戦時というのが、キャプテンシーとどのように結びつくのかですが、例えば練習時や合宿時などのキャプテンの役割と試合の中でのキャプテンの役割というのが微妙に違ったりするのかなとも思います。練習が平時で試合が戦時ですね。ドゥンガ氏の言葉で言えば、1、3、4、6が平時に必要な要素で、2、5などが戦時である試合中に必要な要素なのかと思います。みなに尊敬されることと好かれることはイコールではないと思いますが、練習や合宿中なら嫌われるよりは話し合いでお互いに納得する方法を探ることが良いかもしれません。しかし試合中なら、例えば時間の限られてるハーフタイムの短い時間の中で味方をピリッとさせたいときには時に嫌われても憎まれても言わなければならないことがあるだろうし、決断しなければいけない(主に監督かもしれないけれど)ことがあるかもしれない。


例えば日本代表において宮本選手のキャプテンシーを疑うことはありませんが、ハーフタイムに宮本選手がチームメイトに向かって叱咤している姿というのが想像できないのですよね。映像的に外部に出ることがないだけで、実際には宮本選手が闘将と化しているのかもしれませんが、どうも思い浮かばない。それよりは中田ヒデ選手がチームメイトを言葉で突き上げている映像の方が頭に浮かびます。決断力で言えば、宮本選手のPKのサイド変更などあれ以上ない瞬時の決断だと思いますけどね。
日本代表で言えば、柱谷哲二型キャプテンと井原型キャプテンの違いなのかもしれません。優劣という話ではなくてタイプの違いというだけかもしれませんが、そんなことを考えてしまいました。本当はそのようにタイプの違う数人のリーダーが力を合わせてチームなり組織なりを引っ張っていくのが一番なのだと思うのですけれど。

2月の4試合

記者会見で語ることの全てが本音だとは思わないのですが…
監督・選手コメント トレーニングキャンプ最終日 スポナビ

――2月にある4試合の位置付けは

 一番大切なポイントはアジアカップ予選のインド戦。これは調整ではなく勝ち点3を狙いにいく試合。そのためにアメリカ戦とフィンランド戦を準備として生かして結果を出したい。
 ボスニア・ヘルツェゴビナ戦は欧州の選手も呼べるのでコンディションも変わるだろうし、実際のワールドカップを想定した試合になる。

もちろん調整のための親善試合とアジアカップというAFCの公式大会の予選では、勝敗という結果の持つ重みが違うことは充分承知していますし、代表監督が記者に対し『インド戦は重視しない』と言い切ってしまったら、それはそれで問題となるのでしょう。プロ監督ですから全ての試合に勝ちに行くのも当然ですし、公式戦を重視するのも当然でしょう。でも、日本サッカー的には今年一番大事なのはワールドカップ本大会で、そこに至る経過を逆算して試合を有効に消化していく…、なんてことはしない監督ですよね。


逆に言えばその辺の優先順位は協会が監督に指し示しても良いのではないかと思う気持ちもあります。例えば18日のフィンランド戦をその時点のベストメンバーでいってインド戦で少し変えるのか、インド戦をベストメンバーでいくことを想定してフィンランド戦で少し抑えるのか。それとも両方ベストメンバーでいって、選手の疲労問題を後回しにするのか。全てが計算通りにいくものではありませんが、その辺りについて協会と代表監督のコミニケーションがとれているのかどうか心配になります。