商売上手なのか、金にしか興味がないのか。

発売になるようですね。
調整失敗、初戦敗戦で暗転 日本協会がW杯敗因を分析 スポナビ

同(田嶋)専務理事はW杯開幕前に開催国ドイツと2−2で引き分けた親善試合に調整のピークがきてしまったことが誤算だったとし「第1、2戦ともコンディションが悪かった」と分析した。さらにオーストラリアとの初戦の重要性を強調されるあまり、終盤の衝撃的な逆転負けで「選手のダメージが大きく、3戦を通して戦うというイメージができなかった」と敗因を挙げた。
 このほか報告書では日本が長年抱える高さや球際の弱さの問題に加え、運動量不足も指摘。同専務理事は、今後の課題として継続的な若年層の強化、Jリーグのレベルアップなどを挙げ「地道にやっていくしかない。絶望感はないが簡単なことではない」とまとめた。
 報告書はDVDとセットで10日から一般にも販売される。



DVDを買わなきゃ読めない報告書とは、JFAも考えましたね。誰もあんな無残な惨敗で終わったワールドカップの軌跡なんて、喜んでお金を出して買わないもん。報告書とセット販売にすれば、JFAの方針に否定的な人まで商売の対象になる。凄い戦略です。


内容の方も、凄いようで。皮肉ですけど。
ドイツW杯 日本代表テクニカルレポート masujimastadium.com 増島みどりさん


御用ライターに近い人がここまで書くとは、それは余程酷いのでしょう。



マジメな話で言えば、1戦目よりも前にピークがきてしまったことは敗戦の原因というよりは単なるフィジカルコンディションの現象であって、なぜピーキングに失敗したのかが”敗戦の原因”だと思うのですよ。それに第一戦の衝撃的な敗戦が問題というのも、その負けに至る過程の中で、どこに”選択の間違い”があったのかが問題であって、逆転負けは単なる結果でしかない。
報告書の内容が買わないと全文を読めないので現時点では何とも言えませんが、一般企業の報告書で商品が売れなかった原因をレポートするときに、『発売直後に商品が売れなかったから、販売期間を通じて売上が達成しなかった』とか言ったら、馬鹿野郎って怒鳴られる世界ですよね。商品に問題があったのか、広告キャンペーンに問題があったのか、販売体制に問題があったのか、発売のタイミングに問題があったのか等等。原因をとことん追究して失敗の要因をあぶりださなければ許されないし、分析にもなってない。いいなぁ、JFAは甘い世界で。


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協会さん、そりゃないよ! サッカー番記者ジャーナル −ボールと紡ぐ徒然草