U19 日本 - 韓国
ふぅ、疲れた。
試合開始から日本の守備が緩くて、緩くて。韓国にあっさりと先制されましたが、失点も止むなしと言う緩い守備でした。世界大会への出場切符を手にしたことで緩んだわけではないでしょうが、日本選手が試合当初から退場後とか延長戦のように体をはって粘っこく集中して守っていれば、こんなに苦戦することもなかったと思うのですが、ねぇ。
相変わらず下手くそなBS朝日の実況アナウンサーは「日本が優勝する為には越えなくてはならない韓国の壁」という言葉を連発していましたが、そこまで韓国が強いとは思えなかった。それよりも日本が自分たちのあと一歩の激しさのなさからペースを手放しているように感じていました。韓国の決定力がもう少しあったら、前半だけで一方的な試合になってしまったかもしれませんね。まあ、”たら”とか”れば”で言えば、森島選手や河原選手のシュートが決っていれば、前半で日本が追いつけたとも言えるのですが。
さすがに後半は頭から日本の前への迫力も増してきて同点に追いつきましたが、いつの間にか試合はまた韓国ペースになりました。そして、日本に対してのレッドカード。まあ、あのプレーは一発レッドでもしょうがないプレーかもしれませんが、今日の審判は試合を通じて日本には厳しかったような…。韓国にもイエローカードは出ていましたが、日本の選手に対しては些細なことでイエローが出ているようにも感じました。
そんなこともあり、退場者を出してからの日本はひたすら耐えに耐える時間が続きました。数的に不利とはいえ、もう少し攻めの駒を前線に残して欲しいという気もしましたが、ピッチにいる選手たちにとっては体力的にいっぱいいっぱいだったのか、韓国の前への圧力が凄く感じたのか。シュートの雨嵐を降らされましたが、日本のＧＫの林選手が当たっていたのと韓国のシュートが枠に行かないことで随分助けられました。
人数的に苦しいまま延長に入りましたが、あそこから勝ち越し点を取るとは恐れ入りました。韓国に攻められている時間帯の中でワンチャンスを生かして勝ち越しました。勝ち越したことは嬉しいのですが『残り時間がありすぎる』と思ってしまいました。同じ時間帯に相手に得点が入ったら『残り時間が少ない』と思うのでしょうから、残り１５分が多いのか少ないのか難しいところですが、悪い予感は当たってしまうもので。
それにしても同点に追いつかれたＦＫですが、あれは壁の作り方の失敗なのか、ＧＫがヤマをはってしまったのか。壁にも当たらずＧＫも反応できずに失点してしまったのはとても残念でした。退場者を出してからあそこの時間帯まで、それこそ体をはって魂で守っていたのに…。でも、あの状況で同点に追いつかれても下を向かずに残り１０分を守りきったのだから立派なものです。そのまま延長線が終わりＰＫ戦になったときは『よーし、勝てるぞ！』と思っていました。
運命のＰＫ戦ですが、それにしても韓国の選手も日本の選手もよく外しました。１２０分の激闘の後でもあり、足元が雨でぬかるんでいることもあり、そして外せないＰＫのプレッシャーもかかり、両国の選手とも見ているのが辛かったですね。ただ、韓国の選手が蹴る時は「滑れ！」と念じていましたけれど。日本がシュートを決めて勝てるチャンスもありましたが決めきれず、『やばいかも…』と思い出したのですが、今日当たりまくっていたＧＫの唯一の大学生の林選手が止めてくれました。顔立ちはおとなしそうなのですが、精神的には強い選手なのでしょうね。良かった、良かった。
試合については些細な不満もありますが、それでもとにかく結果が全てで勝ったことは良かったのです。が、BS朝日の中継の実況アナウンサーが規格外に下手すぎです。韓国選手が日本のペナルティエリア内で放ったシュートを「ロングシュート！！」とか絶叫してるし、とにかくサッカーを知らなすぎ。”てにをは”が滅茶苦茶な上にサッカーを知らないようで、本当に救いようがないです。
ここからは想像ですが、彼は好きでもないサッカーの実況を命じられて、与えられたデータと同局の先輩アナの真似をしているだけなのかもしれません。しかし、視聴者の見る楽しみになる実況をするのではなくて、視聴者を興醒めさせることろを真似しなくてもいいと思うのですが。
サッカーの試合が好きでテレビを良く見ている人には、「体を寄せて」と「体を預けて」と「体をはって」の違いは暗黙の了解で分ると思うのですが、実況の彼には同じように見えるようで。先にも書いたシュートレンジのミドルやロングの距離感も滅茶苦茶だし、日本のキックオフからのロングシュートを「前からいっている」と表現するし、キックオフの笛が鳴ったことを「キックオフがなった」と言うし、いくら試合をするのがユース年代の選手だとしても、実況までユース以下のレベルにする必要はないのではないですか、テレ朝。
