ドイツ - チェコ

うーん、ドイツは運がなかったですね。決してチャンスが無い訳ではないんですが、決められないです。真面目なのかな、サイドからのクロスを狙うなら徹底的にクロス狙いばかりです。相手の意表をつくようなプレーをするのはバラック1人という印象ですね。相手が積極的に攻めに出てくるような状況ならそれでもいいんでしょうが、この試合のようにきっちり守られてしまった時のアイデアが単調です。クロスにしても時々はDFとGKの間に低くて速いクロスを通してみるとか、バラックミドルシュートをもっと撃たせるとか。
あと2年で自国開催のWCですが、若手も出てきているとはいえ、心配ですね(日本は他国の心配をしている場合ではありませんが…)。グループリーグ3試合で0勝1敗2分で、2得点3失点ですか。自由で意外性のあるプレーをするのが、バラック1人では厳しいです。


チェコは……すごいですね。試合の途中ではこのチェコBチームが単独でユーロに出ていたら、どこまでやれたんだろう、グループリーグ突破できたかな、スペインやイタリアとどっちが強い? などと考えていました。まあ、さすがに試合を決めたのはAチームのメンバーでしたが。でも、この後のトーナメントを考えると、対戦相手のデンマークより試合の間隔が1日少ないDグループのハンディを、メンバーのやりくりで帳消しにしてしまいました。やはり、2試合で通過を決めたことは大きいですね。それもこれもレギュラーとサブに大きな差がないことが前提ですから、ブリュックナー監督のマネージメント能力というか手腕に脱帽です。


これで31試合あったユーロ2004も残すところあと7試合です。これからの試合はすべての試合が見逃せない注目の一戦になりますね。