女子日本代表 - アメリカ代表

うーん、悔やまれる敗戦ですね。
日本が追いついて、優勢に試合を進めていた時間帯にあんなデリケートなプレーを選択する必要があったのでしょうか。日本のオフサイドラインをいくら揃えても、こんな大きな大会であれ程のデリケートな判定を審判にゆだねたら、何が起きるか分からないですよね。敵は相手チームだけではなくて、審判の中にもいるかもしれないことを考えるには正直すぎるチームだったのでしょうか。悪意の判定ではなくても審判のレベルにもばらつきがあることを考えたら、あのプレーは悔やまれますね。
でも、その正直でナイーブなところがこのチームの魅力でもあったのですから、責めているわけではありませんが本当に悔やまれます。

アメリカはチームとしてそんなに強いとは思いませんでしたが、いかんせん体力というか体の芯がしっかりしていて、日本の足先のプレーでは通用せずに、日本が奪ったかなと思われるボールが再びアメリカボールになることが何度もありましたね。アメリカの先制点もそんなゴリゴリ押してきた中から生まれました。ああいう力技をやられてしまうと、個人の体力の差が歴然でした。それを考えたら、やっぱり日本はよくやったのかな。よくやったんでしょうね。

結果としては１勝２敗でアテネを去るわけですが、選手やスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。男子の敗退後と違って、やるだけはやった、力は出し切ったよね、という納得感はあります。ただ、裏を返せば現状の日本女子サッカーの限界を見てしまったのかもしれません。勝ちきれる力はなかったかもしれませんが、もう少しこのチームを見ていたかったですね。残念です。