オマーン戦 10/13 メンバー発表

サッカー日本代表メンバー オマーン戦

GK 土肥洋一(F東京)川口能活ノアシェラン楢崎正剛(名古屋)


DF 三浦淳宏東京V田中誠(磐田)茶野隆行(市原)宮本恒靖(G大阪)松田直樹中沢佑二(以上横浜M)三都主アレサンドロ(浦和)加地亮(F東京)


MF 藤田俊哉福西崇史(以上磐田)中村俊輔レッジーナ小笠原満男本山雅志中田浩二(以上鹿島)小野伸二フェイエノールト遠藤保仁(G大阪)


FW 鈴木隆行(鹿島)久保竜彦(横浜M)高原直泰(ハンブルガーSV)玉田圭司(柏)

本当にいつものメンバーですね。海外クラブに所属していても出ていない選手は招集しなくなっただけでも、進化は感じられますが。


オマーン戦 日本代表メンバー発表 ジーコ監督会見全文

まず中田英寿ですが、15日くらい前から試合もOKということになりましたが、90分間は難しいということもあって、ベンチにいることも多い。ベンチにいるということは、確実に試合でも使えるということなんですが、5カ月のブランクを考えますと今回に関してはかなりプレッシャーのかかる試合ということで、今のところは本来の調子を取り戻すということで、フィオレンティーナの方で精進してほしいと思います。ただ、これから先、彼の力は確実に日本のために必要となりますので、1日も早く本来の調子を取り戻してほしいと思います。

 柳沢については、やはり代表でのブランクがあり、最近は(移籍後)初出場ということでコンディションも上がってきているようですが、やはり彼の100パーセントの力をこれから日本のために使ってもらいたいということで、今回の試合はやはりきついのではないかということになりました。クラブで本来のコンディションを取り戻すことに集中してほしいと思います。彼も新しいクラブですので、その中で自分のポジションを確実に確保してほしいと。
 今後、しっかりした働きをしてもらうために、今回、この2人に関しては招集を見送りました。

当たり前のコメントなのですが、進化したと感じさせるところが凄いです。


――試合前の調整ですが、もっと早く中東に入って調整することは考えられなかったのでしょうか?

ジーコ 
ご指摘の通り、オマーンのような(気温の)高いところで(調整する)というオプションもありました。今回はスタッフ、特にフィジカルスタッフの里内コーチとも検討して、一番重要なのは、およそ5日から1週間(準備期間が)ある中で、午前、午後のフィジカルトレーニングは今までの流れから欠かせないと。それを今回、向こうでやってしまうと、かなり気温が高いので2部練習を組める状況ではないということですね。かといって、このフィジカルの練習を省いていいのかということになると、今までのリズムが崩れてしまうということ、特に最初の2日間は2部練習をやりたいということで、今回は日本で調整することにしました。

最初の2日間に2部練習をやることはそれほど重要なことなのでしょうか、フィジカルトレーニングに強い人、教えてください。

前のインド戦もそうでしたが、ひと昔前と違って、今の選手はだいぶフィジカルコンディションに関しては上がってきていますので、あとは頭の中で「行くんだ!」という気合さえしっかりしていれば、脳からの伝達作業もスムーズに伝わると思います。先日のインド戦も(現地到着は)2日前になりましたけど、しっかり結果は出していますし、その前にはアジアカップで長い間戦って、汗せんもかなり開いていると思います。ですから今回は、前回よりも高温であっても対処できるという判断で決めました。

それから自分の過去の経験から言いましても、長期の大会は話は別ですが、1試合だけの場合は、気温や湿度に関係なく(試合の)直前に現地入りするというのがベストだと思います。というのは、現地の近くにいると、自分がなじんでいない土地で大事な試合が近づくのを待つというのは、メンタル的なことも考えると、この間のインド戦のように直前に現地に乗り込んで、気合で行ってしまうというのが、選手たちにとっても試合に臨む上で楽だと思います。私も現役時代そうでした。

気合があればうまくいく ということでしょうか。


――オマーンは10月7日に今回の日本戦と同じスタジアムで、イラクテストマッチを行うという情報があります。そこで新戦力を試すということも聞いているのですが、この試合に直接スタッフを向かわせるということを考えていらっしゃいますか

これは私の考え方なのですが、あまり間近のフレンドリーマッチで結果などを気にしてしまうのはよくないと思います。まずは自分たちが常日ごろ目指しているプレー、今までやってきたことの確認をすること――つまり自分のチームありき、ということです。

試合当日に自分達がサプライズしなければいいんですが、大丈夫かな。


いい意味でも悪い意味でもアジアカップの優勝は監督ジーコに多大な自信を与えたのでしょうね。ある意味腹が据わったというか。日本がオマーンを研究している100倍以上オマーンは日本を研究していると思うので、今の時点でスタメン構想まで話してしまうのは、さすがです。オマーンは日本の弱点と思うところを徹底的についてくるでしょうから、日本の弱点vsオマーンの地力でオマーンが得点できるかどうかが勝負の分かれ目になるのでしょう。ああ、怖い。