エル ゴラッソ005号

005号の中で西部謙司さんが、『割に合わないミッションとスター監督』というタイトルでコラムを書いています。
欧州ではもはや有名監督は代表チームではなくクラブチームと契約をしているので代表監督のなり手がなく、新しく代表監督に就任するのは有名ではあるが監督実績のない元スター選手たちであり、有名ではなくとも腕のある監督を選ばない理由を、各国協会は指導力よりも求心力を優先した結果だと書いています。両方兼ね備えた監督はクラブにいるので、どちらかならば求心力を優先させているということです。
指導経験はなくても自分達が選手時代に経験したことを選手に伝えられるのですが、若手監督は『伝える経験が現代サッカーの現状とズレていない』とのことです。この一言が重く感じました。だって今の日本代表監督は思いっきりズレてるじゃん。


また別の記事の中でリッピ監督のイタリア代表での仕事振りについて浅野賀一さんが書かれています。
代表での強化について

  1. 戦術に適合する選手の発掘
  2. 試合を通して、戦術を熟成
  3. オプションの模索

の3段階の中で、イタリア代表はまだ1の段階であり現時点で結果に一喜一憂する必要はないと書いていますが、かつては日本にもそんな時代があったのですが…ねぇ。