天皇杯準決勝 東京ヴェルディ - Ｇ大阪

録画を見ています。
ヴェルディがいいサッカーをしたという評判なのですが、私が見るといつものヴェルディのサッカーそのものですよ。ただ、いつもよりシュートの意識が高いことと、いつもより中盤にスペースを与えてもらっているだけですよね。ショートパスを中心に攻めるヴェルディに対してあれだけ中盤でスペースをくれたら、それは気持ちよく何本でもパスをつなげますって。それにあんな決定的なエリアで横パスをカットさせてくれたら、クリスマスプレゼントは遠慮なく頂きますよ。

基本的に両チームコンパクトじゃないし、プレスも緩い。でもそれはヴェルディに有利です。Ｇ大阪の白いユニフォームの選手は中盤に”いるだけ”ですもの。ヴェルディの選手に３〜５ｍのスペースを与えたら、そりゃいいサッカーしますって。もっと距離を詰めて自由にプレーさせないように守らないと止められませんよ、ヴェルディの攻撃。
先制点の場面だって、ファーストタッチをミスった飯尾選手に対して、Ｇ大阪の選手はもう少し距離を詰められたと思うんですけどね。あの２〜３ｍを詰めなければヴェルディの選手は止められません。

そうは言っても、ヴェルディの守備も相変わらずユルユルなのですけどね。相手の攻撃のまずさと高木選手とゴールポストに助けられているような気がします。
Ｇ大阪は前半はどうしちゃったのでしょう。普段からＧ大阪の試合を見ているわけではないのでこれ以上言えませんが、後半のような戦いを試合開始から挑まれていたら、このような結果にはならなかったでしょう。フォーメーションが慣れない形だったそうで、この一発勝負でそんな策を持ってくるとはさすが”大事な男”西野監督です。
ヴェルディの守備も立っている時間が長くて、相手に詰めていくスピードや激しさがまだまだ足りません。あと１ｍ、あと５０ｃｍ、相手に近づいて、相手の自由を奪わないと。相手にあんなに自由に持たせちゃダメです。もっともっと激しくいかないと。

まあ、そんなこと言ったって決勝進出はとっても嬉しいんですけどね。
やったぜ、ヴェルディ！　元旦もサッカーだっ！！