合理的とは

サッカーとは関係ない研修中にでてきた言葉ですが、頭の中でチーム作りとつながってしまいました。

リスクを分析しそのリスクに見合った対策を講じる。
これが「合理的」の意味であり、「手抜き」とは根本的に違う。


ひとつの目的を達成するために、効率的に行うことは合理的とはかぎらない。
目的の達成のために必要な手順なら、複雑な過程でも厭わずに行うこと、それが合理的。


教育とは「仕組み」や「ルール」の説明をすることではない。
それだけでは単なる義務感で終わってしまう。
義務感だけでは充分な動機付けにはなりえない。
「仕組み」や「ルール」が作られた背景を理解し、
「効率向上」や「業績向上」という名分のもとに間違いを犯したとき、
いかに大きな反動が自分にも降りかかるかを語らなければ、
一人一人に認識してもらわなければ教育にならない。


仕掛けやルールがいかに素晴らしいものであっても、
そのマネジメントサイクルがまわらなければ何の意味も持たない。

”教育”という言葉を”トレーニング”に置き換えると何となくサッカーの事に聞こえませんか。”仕組み”や”ルール”はもちろん”組織”や”システム”ですね。
チーム作りや監督論と共通するものがあるように感じます。