ゼロックススーパーカップ ヴェルディ - 横浜FM

helguera2005-02-26

今日は友人の結婚式だったので、ようやく録画を見終わりました。

日テレによるとこのカードはエルクラシコだったんだ、びっくり。
ネタはさておき、ワシントン選手は来日1試合目でサポーターのハートをがっちりと掴みましたね。1点目の後に脇目も振らずまっすぐにゴール裏のヴェルディサポーターめがけて走りより、手術した心臓を叩く決めポーズ。そして2点目はロスタイムの貴重な同点ゴール。当たり前ですがブラジル選手権得点王は伊達ではないですね。


スピードはそんなにないけれど、大きな体を充分に生かしたボールキープと、相手DFを背負って引きずったままゴールに向かい一瞬のタイミングをついてシュート。そのシュートも力強いものではありませんが、相手のGKがどうしても取れないところに流し込む心憎さ。
ジーコさんがこの試合を見ていましたが、これでワシントン選手はブラジル代表当確ですね。冗談はさておき、ヴェルディのFWにはいなかったポストプレーヤーの誕生です。今年のヴェルディの攻撃陣は楽しみです。ただ、ワシントン選手を中心にするにしても、平本選手をはじめ他の選手がどう絡んでいくかが課題となりそうです。


試合はシーズン開幕を飾るに相応しく、両チームともに持ち味を出していたのではないかと思います。縦に早い攻撃の横浜FM。その攻撃を受け止め、これでもかというくらいショートパスをつないで攻めていくヴェルディ。そのヴェルディの一瞬のスキを逃さず、見事に得点する横浜FM。その横浜FMの中澤選手を引きずってでも得点するヴェルディ
90分間で2−2の引き分けは試合内容から見ても妥当なスコアだったのでしょう。タイトルの決着はPK戦でつきましたが、ヴェルディの選手たちの相手をあざ笑うかのようなシュートの決め方は、往年の読売魂が乗り移ったかのようでした。二十歳にもならないイ・カンジン選手までがヴェルディアイデンティティを引き継いでいるかのようです。


開幕前のベストコンディションではない試合の中で、90分を通しての引き分けという結果は、開幕直前の試合としては上々でしょう。新入団の戸田選手も失点の場面でのミスはいただけませんでしたが、他は可もなく不可もなく、まるで昔からいる選手のようでした。もう少し目立つかとも思っていましたが、まあ、目立たないことはDFにとっては良いことだと思いましょう。
後はこれに驕ることなくしっかりと準備をして開幕を迎えて欲しいですね。