ナビスコ 大宮 - 新潟

午後2時45分、埼玉スタジアムに到着。午後3時、キックオフ。
快晴の埼玉スタジアムは7,022人の観衆でちょっと寂しい。ホーム大宮のゴール裏よりもアウェイ新潟のゴール裏のほうが人数が多く見えてしまうのはもっと寂しい。でも、味の素スタジアムの観衆の入りも心配です。*1


試合はどちらもJ2時代に手の内を知り尽くしている監督同士なのかな。もちろん2001年当時とは両チームとも大幅にメンバーは入れ替わっているのでしょうが、相手の監督のやりそうなことは見えるんじゃないのでしょうか。お互いに戦術にこだわりを持ってそうな、理性派監督ですから、試合も非常に拮抗したものになりました。
ただ、チャンスをきちんと決めた大宮とことごとくシュートが枠を外れた新潟、こんな図式でしょうね。どちらも守備は組織的にコンパクトで激しく。まずは守備ありきの考え方に見えました。


選手については、やっぱり藤本主税選手はいいな。大宮の攻撃時に藤本選手にボールが入ると展開がワイドになりますね。大宮の他の選手に比べて非常に視野が広く感じます。もし、藤本が出場停止や怪我などで戦列を離れたら、大宮の攻撃は放り込みだけになりそうです。
あと、デビッドソン・純マーカス選手は今日は積極的に攻撃に絡んでいましたね。前に出る動きの中でボールを相手から奪えた時は下がってきたFWにボールを預け思い切りよく追い越してリターンをもらっていました。あとはシュートの精度ですね、がんばれ純マーカス。


試合は充分楽しめたのですが、1つだけ楽しめなかったことがありました。それは試合終了間際の新潟ですが、大宮の選手が傷んで、大宮がボールをタッチに出した時に新潟がボールを返さなかったこと。別に新潟がそういうチームなら、それでもいいんです。でもその少し前に新潟の選手が傷んで新潟がボールを切ろうとして出したボールが弱くてタッチラインを割らなかった時に、近くにいた大宮の選手はそのままプレーを続行せず、新潟の選手が立ち上がるまでプレーを止めて、なおかつ新潟のゴールキーパー方向にボールを蹴り返しました。
しかし、試合終了間際の新潟はスローインを大宮に蹴り返さず味方同士でパス交換し前方へフィード、そしてそのボールを新潟のFWが大宮のDFと競り合ってました。卑怯だとは言いません、ルールで決っていることではありませんから。でも、新潟にはマナーやエチケットは無いんだなということは分かりました。いい試合だっただけに、新潟のマナーのない行動だけが残念な試合でした。

午後4時45分、スタジアムを出発。

*1:味スタは6,433人