新潟 - 磐田

それにしても新潟スタジアムの集客は凄いですね。テレビで見る限り、空席があるのは2階席のかなり上のほうだけです。味スタの首都圏対決FC東京vs浦和戦の入場者数40,113人を上回る40,387人というから凄い。土曜と水曜、デイゲームナイトゲーム、様々な要因はあるにしろこの前のヴェルディの味スタの12倍か…


気を取り直して試合の話。今シーズン今ひとつ調子の出ない磐田はどんななんだろう、そんな興味で見始めた試合ですが磐田いいじゃないですか。開始15分くらいまではホーム新潟の勢いにおされた部分もありましたが、立ち上がりの勢いを抑えた後は落ち着いた試合運びで、どうしてこの順位にいるんでしょうね。


ただ感じたことは、チームとしてどう戦うかが垣間見えたのではなくて、主に前線付近にいる若武者たちの勢いと思い切りで他の選手がひっぱられているのかな、ということです。たかが1試合見ただけで偉そうなことは語れませんが、水曜日に見た清水のほうがチームとして『こう戦いたい』という形は見えたように思います。しかし、そんなものを吹っ飛ばすような勢いが磐田の若武者たちにはありました。後ろの方はベテランの経験とテクニックで試合を落ち着かせ、前の方は若さでかき回す。これができるチームがなんでこの順位なのでしょう、疑問でした。
NHK-BSの放送中に出たフリップで、磐田のこの6試合のスタメン2トップの組み合わせが、1試合として同じ組み合わせがないことにも疑問だったけれど。まあ、ACLとの掛け持ちが主な原因でしょうが、テストじゃないですよね監督さん。


山本昌邦監督(磐田)記者会見コメント

長いボールと組み立てのバランスが良かったと思う。前線の若い2人の動きの質と量が相手にプレッシャーを与えていた。


Q:得点につながった太田と成岡のコンビネーションについての評価は?

太田のスピードと運動量が成岡のサポートで生きた。今までサイドのスピードのある選手をなかなかサポートできなかったが、成岡の活動量がリズムをつくってくれた。


対する新潟は攻撃の可能性が見えてこないですね。外国人選手のテクニック頼りというか。大宮を見ても感じることなのですが、日本人選手で守備を構築するところまででチーム作りが一段落していて、攻撃は助っ人頼りというのが現状かな。
でも、あれだけ観客が集まってくれたら、選手は嬉しいだろうな。


反町康治監督(新潟)記者会見コメント

立ち上がりの25分くらいは狙い通りのリズムだった。ゲームを引き寄せるには、そのときに点を取らなければならない。失点もあのシーンだけ。それを確実にものに出来るのが磐田のうまさ。その差をトレーニングを通して埋めていかなければならない。