オールスターか代表戦か

ジーコ監督「遠征よりJ球宴優先」

日本代表のジーコ監督(52)が17日、休養先のブラジルから成田着の航空機で来日。Jリーグのオールスター(10月9日・大分)と日程が重なる東欧遠征(同8日・ラトビア戦、同12日・ウクライナ戦)についてオールスター優先を明言した。
 「もとからそういう(オールスター優先)考えはあった。東欧遠征は親善試合なので出場機会のない選手を使うというのもある」。オールスターを優先するとDF陣のメンバーが不足する可能性はあるが、Jリーグ側の意向を尊重した。

このように日程が重なっている場合、どこかで妥協が起こるのはしょうがないことだと思います。Jリーグのトップにはトップの責任もあるし仕事もある。では、代表の監督には責任はないのでしょうか。
確かに代表監督がリーグを優先してくれたら揉め事も起こらないし、日本サッカー界としてはありがたいことでしょう。でも、それでは代表の利益は誰が守るの? 協会会長?


多少の揉め事は起ころうが、ワールドカップ本大会での最善の成績を得るために、代表監督が代表監督として主張しなければいけないことはあると思うのですが、ジーコ監督にはそれがないようです。
それともジーコ監督にとっては、準備はすでに終わっていて、来年になってからの直前合宿や試合で大丈夫という考え方なのでしょうか。
代表に新しい風が吹き込むことは歓迎だけど、代表監督の貴重な試合を軽視しているかのような発言には少し疑問です。