お金と良心のバランス

相場的世界観のおぞましさ 発汗 (;^_^A さん
このエントリーを読んで考えたことです。
例えば何らかの理由で第三者である自分が、これから起こる鉄道事故や航空機の事故を知ってしまったとしましょう。自分が何らかのアクションを起こさなければ、確実に5分後に事故が起こる。でも、自分が行動をすれば、事故を未然に防げて多くの人命が助かる。
相場的に考えれば、その会社の株を事故が起こる前に空売りをして、事故の発生で暴落した株を買い戻せばあっという間にお金持ちになれるとする。でも、それでは大勢の命が失われる。法律的には何の問題もないとしても、それでいいのか。大勢の命と引き換えに金持ちになれたとしても、それで嬉しいのかと思うのです。その列車に家族が乗っていても、その飛行機に愛する人が乗っていても、それでも先に相場的価値観でモノを考えるものなのか。


お金と良心が量りにかけられて、良心をとってしまう人は結局はお金持ちにはなれないのでしょうね。でも、例え貧乏なままでも、他人の災害を見て、「これで何々業界が儲かる」と考える心よりは、人の痛みが分かる心をいつまでも持っていたいです。甘っちょろい考え方かもしれませんが、最後までそんな人間でいたいものです。