WC入場券とか

4年前も問題になりましたが、今回も入場券の問題が少しだけ出ているようですね。
対立深めるFIFAと地元組織委員会 ワールドカップはだいじょうぶか 大住良之さん
サイト上での支払い方法の変更など一部対応に問題が見られる今回のドイツワールドカップ入場券販売方法ですが、それでも4年前のバイロム社による販売とくらべたら月とスッポンぐらいの差で安定感や安心感があると思っています。もちろん見たいと思う人の数がチケットの枚数以上に多い場合、全ての人がハッピーになれる販売方法など存在しないわけですが、それでも購入者のことを考えれば現在の方法はベストではないけれどバイロム社の販売よりはベターだと言えると感じています。


そのような実感を踏まえた上でブラッター氏の発言を読むと、実際には購入者のことよりも自分達のグループの利権のことだけしか考えていないのではないかと思えてしまいます。

ブラッター会長のOK2006批判は、3月1日付けのスイスの新聞に載ったインタビューでのものだった。そのなかで、「ドイツの入場券販売システムはまったく理解できない。今回は地元組織委員会に任せたが、あんな宝くじ販売のような方法なら、FIFA自身の手でやったほうがはるかにましだった。4年後の南アフリカ大会は、我われの手に取り戻す」と語ったのだ。

チケットの総数と購入希望者の総数が変わらない以上、何処の誰が販売しても宝くじのような確率になるわけで、FIFAがやると欲しい人に公平に行き渡るような素晴らしい方法でもあると言うのでしょうか。

2002年ワールドカップで、FIFAは初めて地元組織委員会から入場券の販売権を取り上げ、自ら販売を行った。といっても、実務能力が皆無のイギリスの代理店にその仕事を丸投げし、その代理店の不手際で入場券の配送が遅れたり、大量に売り残しが出て、最終的には日本と韓国の組織委員会に多額の補償をしなければならなくなった。ブラッター会長は、わずか4年前のこの不祥事を忘れてしまったのだろうか。

自分達の失敗は忘れてしまう都合の良い人たちなのですかねぇ。