ジョー・ブラックをよろしく

日本が負けても、やる(涙)。


映画の宣伝としては主演のブラッド・ピットをメインに持ってくるのかもしれませんが、個人的にこの映画の見所は父親役としてのアンソニー・ホプキンスだと思っています。現代日本六本木ヒルズに居そうな仕事お金中心人間が、限りある命について気づかされた時に人生について考える。もちろんブラッド・ピットの心の動きを追いながら見ていくのが正道だと思いますが、私は何故かアンソニー・ホプキンス側からこの映画を見てしまいます。


ちょっと長くて途中で中だるみも感じられますが、それでもラストシーン近くのパーティの場面は映像として鳥肌が立つぐらい綺麗です。この場面と、ブラッド・ピットアンソニー・ホプキンスが歩き去って行く場面を見るために3時間近くの映画を見てもいい、そう思える映画でした。


そして何よりもこの作品で秀逸と思ったのはエンディングロールで流れる音楽。その音楽が、これ。

Facing Future

Facing Future

このアルバムの14曲目『 Somewhere Over The Rainbow/What A Wonderful World 』が使われているのです。少しだけ寂しくて、それでいて心温まるエンディングにピッタリと合っている最高の選曲でした。
このフレーズは最近読んだって? そうです、同じ曲が使われています。作品としてはこちらの方が先みたいですけど。