CWC アルアハリ - インテルナシオナル

クラブワールドカップも1試合ごとに内容が面白くなっていきますね。
今日の国立競技場の寒さはどの程度だったのでしょうか。テレビの前からでは、雨に濡れた感じは伝わってきても、暑さ寒さは伝わってこないですよね。思えば昨年の今頃は小雪舞う国立競技場で寒さに震えながら見ていましたが、今年は自宅観戦というのはなんとも残念です。特に、今日の試合などは内容とともに、「17歳の時のアレッシャンドレを、国立で生で観たんだぜ!」って将来自慢できる試合だったかもしれないし。


試合は南米代表のインテルナシオナルに対しアフリカ代表のアルアハリが一歩も引かずに互角に戦ったことで予想以上に面白い試合になったと思います。ただ、中盤での攻防は互角に近い状態で戦えますが、やはり相手ゴール前に近づけば近づくほど両チームの何かの差が見えてきてしまいました。結果としてそれは攻撃のスピードの差かもしれませんし、そのスピードの差を生むのは本当にプレッシャーがかかった時の足元の技術の正確性であったり、視野の広さであったり、複数の選手の連動した動きであったり、ボールのないところでのポジショニングであったり、ボールを持つときと離すときのメリハリであったり、相手の意表をつくアイデアであったり。それらのひとつひとつの小さな差が、実際の試合の中では大きな差となってゴール前にあらわれてきてしまう。


サッカーは中々大量点が入るスポーツではないので、力の差があるチームが戦ってもそこそこ試合の形は出来てしまう。でも、本当に勝負の明暗を分ける相手ゴール前での上記のような様々な差は、やはり長い時間をかけたサッカーの土壌の中から生れてくるのか…、そんなことも考えてしまう試合でした。
でも、アフリカの怖いところは、本当に身体的に凄い選手が出てきて1人のテクニックで得点してしまう可能性が常にあるのですよね。もし、アルアハリの前線にエトードログバクラスの選手が1人いたら…、まあタラレバなんですけどね。