佐野元春 & HKB TOUR 2008 ”Sweet Soul. Blue Beat” ツアーファイナル

NHKホールに行ってきました。
1月22日のツアー初日伊勢原から始まった佐野元春さんのライブ”Sweet Soul. Blue Beat”ツアーですが、本日とうとうツアーファイナルとなってしまいました。最終日も終わったので、ネタバレです。


今回のツアーは”パーティ”というのがテーマだったので、何曲か”聴かせる”系の選曲はあるものの、ほとんどが歌って踊れる楽しいセットリストでしたよ。元春さんといえば政治的メッセージを含んだ社会性の高い楽曲もありますが、たぶん今回はそのような曲は意識して外しているのでしょうね。
ということで覚えている限りのセットリストです。もしかしたら抜けているかも…。

1. グッドタイムス&バッドタイムス  (1980 バック・トゥ・ザ・ストリート)
2. アイム・イン・ブルー  (1982 サムデイ)
3. マンハッタンブリッジにたたずんで  (1982 ナイアガラトライアングル VOL.2)
4. シュガータイム  (1982 サムデイ)
5. ハートビート  (1981 ハートビート)
6. 7日じゃたりない  (1997 ザ・バーン)
7. ドライブ  (1997 ザ・バーン)
8. ワイルド・オン・ザ・ストリート  (1984 ヴィジターズ)


9. HKBインストルメンタル
10. 君が気高い孤独なら  (2007 COYOTE
11. 荒地の何処かで  (2007 COYOTE
12. 黄金色の天使  (2007 COYOTE
13. レイナ  (2004 THE SUN)
14. 恋しいわが家  (2004 THE SUN)
15. 観覧車の夜  (2004 THE SUN)
16. 君の魂 大事な魂  (2004 THE SUN)
17. ワイルド・ハーツ  (1986 カフェ・ボヘミア
18. ロックンロール・ナイト  (1982 サムデイ)
19. 約束の橋  (1989 ナポレオンフィッシュと泳ぐ日)
20. サムデイ  (1982 サムデイ)
21. アンジェリーナ  (1980 バック・トゥ・ザ・ストリート)


22. ハッピーマン  (1982 サムデイ)
23. ソー・ヤング  (1983 ノー・ダメージ)


24. 悲しきレイディオ  (1981 ハートビート)
25. HKBメドレー
26. ナイトライフ  (1981 ハートビート)


開演前から盛り上がっていた今日のNHKホールですが、今回のツアーは会場内が暗転して、古い映画館でフィルムの映写が始まる様子を模した映像が流れ、その映像が”グッドタイムス&バッドタイムス”の前奏になっているという、非常に凝ったオープニングです。そしてその映像を引き取るようにステージ上で1人元春さんが演奏を始める。もう、このオープニングからメロメロです。
そして”アイム・イン・ブルー”、”マンハッタンブリッジにたたずんで”、”シュガータイム”と続くのですが、この懐かしい4曲はたまりません。今日は2階席だったのですが、1階に比べ温まるのに時間が掛かる2階席でしたが、4曲目の”シュガータイム”からは2階席全体でノリノリになりました。良かった、良かった。私は2曲目からノリノリでしたけどね。

今回のライブは1部2部制ということで、1部の最後の曲の”ワイルド・オン・ザ・ストリート”が終わってから15分ぐらい休憩があるのですが、HKBの演奏で2部が始まってからは一気に駆け抜ける感じです。


特に今回のライブでは”ロックンロール・ナイト”がオリジナルに近い感じで演奏されているのですが、今日のシャウトは鳥肌モノでした。あの瞬間は25年以上元春さんの音楽を聴いてきて良かったと心の底から思いました。一世を風靡しても消えていってしまうアーティストが多い中で、テレビとかメディアに出ることはあまりありませんが、それでもきちんと定期的にライブ活動を続けてくれて、そして青春の真っ只中でカセットテープが擦り切れそうなほど(すぐにCDになりましたけど)聴いた曲をライブで演奏してくれる。本当に幸せです。


そしてそれ以降はもう本当にパーティ。”アンジェリーナ”や”ハッピーマン”など、テンポが早い早い。そして”ソー・ヤング”や”悲しきレイディオ”など、超ハイテンションでエンディングまで駆け抜けます。最初から熱かった今日のNHKホールのオーディエンスですが、アンコール以降は「これ以上いくと失神するひとも出るんじゃないの?」と心配するほどのハイテンション。いやぁ、面白かったっす!
最後はツアー最終日ということで恒例のツアースタッフも全員紹介して、その後”ナイトライフ”でツアー終了となりました。


セットリスト後半はライブでよく聴く曲も多いのですが、それでもやっぱり盛り上がる曲はとっても楽しい。そして今回のツアーは前半部分でめったに聴けない曲もやってくれたので、凄く嬉しかった。特に個人的には”シュガータイム”が大好きなので、本当に嬉しかった。
それとやはりオープニング曲でもある”グッドタイムス&バッドタイムス”ですかね。昔々聴いた時とはまた違った感慨というか、感じるところがあります。1980年に発表されたアルバムの曲から、2007年のアルバムの曲まで、実に28年間に渡る作品を演奏するというのも、良く考えれば本当に凄いことですね。初日の伊勢原だったか、元春さんが自ら「デビュー当時から最近の曲まで全部やったら6時間ぐらいかかっちゃう。でも、いつかはやりたいね」と語っていたので、30周年の年にでも実現してくれるでしょうか。待ち遠しいな。


以下は初日である伊勢原のセットリスト。

1. グッドタイムス&バッドタイムス  (1980 バック・トゥ・ザ・ストリート)
2. アイム・イン・ブルー  (1982 サムデイ)
3. マンハッタンブリッジにたたずんで  (1982 ナイアガラトライアングル VOL.2)
4. シュガータイム  (1982 サムデイ)
5. ハートビート  (1981 ハートビート)
6. 7日じゃたりない  (1997 ザ・バーン)
7. ドライブ  (1997 ザ・バーン)
8. ヤング・フォーエバー  (1997 ザ・バーン)
9. ワイルド・オン・ザ・ストリート  (1984 ヴィジターズ)
10. ヤングブラッズ  (1986 カフェ・ボヘミア


11. HKBインストルメンタル
12. 君が気高い孤独なら  (2007 COYOTE
13. 荒地の何処かで  (2007 COYOTE
14. 黄金色の天使  (2007 COYOTE
15. 恋しいわが家  (2004 THE SUN)
16. 観覧車の夜  (2004 THE SUN)
17. 君の魂 大事な魂  (2004 THE SUN)
18. ワイルド・ハーツ  (1986 カフェ・ボヘミア
19. ロックンロール・ナイト  (1982 サムデイ)
20. 約束の橋  (1989 ナポレオンフィッシュと泳ぐ日)
21. サムデイ  (1982 サムデイ)
22. アンジェリーナ  (1980 バック・トゥ・ザ・ストリート)


23. ハッピーマン  (1982 サムデイ)
24. 彼女はデリケート  (1983 ノー・ダメージ)


25. ダウンタウンボーイ  (1982 サムデイ)
26. ソー・ヤング  (1983 ノー・ダメージ)


27. 悲しきレイディオ  (1981 ハートビート)
28. HKBメドレー

前回の日記にはネタバレになるから書かなかったのですが、こうして比べてみると初日、凄いな。特に終盤の”彼女はデリケート”と”ダウンタウンボーイ”が入っているのが楽しかった。”アンジェリーナ”以降の怒涛の終盤が本当に凄かったっす。
1部の最後に”ヤングブラッズ”も聴けたし。


今はネット時代ですから、どうしてもツアーが始まってしまうとセットリストを目にする機会もありますが、ツアー初日はまったく情報無しでライブに行って、最初の曲が”グッドタイムス&バッドタイムス”で始まった時の衝撃は凄かった。ガーンときました。そして4曲目に個人的に好きな曲ですからね。


初日の伊勢原と埼玉の川口と最終日のNHKホールの3回行くことができました。でも…
あーあ、終わっちゃった。