2010WC日記 10日目

今日は休サッカー日。龍馬伝と新参者の最終回を見る。
と言っても、これからイタリアvsニュージーランドを見るけど。


今日一日、日本は12年前のフランスWCからどこが進化して、どこが変わらなかったのか、そんなことばかり考えてました。昨夜のオランダ戦も善戦して0-1の最小スコア差で惜敗。スコアは98年のアルゼンチン戦もクロアチア戦も同じ。特に今回の2010WC前にスカパーの事前番組で1998年から2006年の日本代表の試合を繰り返し見ていたので、余計に比較してしまいます。その中でも監督が同じ1998年との違いは何だったのだろうと。


つい最近に12年前のワールドカップの試合を見直しての一番の感想は、中盤にスペースと時間がたくさんあったな、ということ。夏のワールドカップだったり、サッカーのトレンドが今と微妙に違ったりと、背景の違いがあるかもしれないけれど、あのころの日本代表は中盤の名波、山口、中田がパス交換しながら前線を走る中山などまでボールを運べていた。今の新南ア定食メンバーで言えば、阿部、遠藤、長谷部がボールを運ぶイメージか。ただし、現在の中盤には圧倒的に時間もスペースもないので、ボールを前に運ぶのが非常に窮屈な感想。日本の中盤が大きく下手になっているとも考えにくいから、ここは時代の変化なのかな。この時代の変化についていけずに浮き上がってしまったのが中村俊輔のプレースタイルということか。


一方で守備。1998年ごろは4バックでやるつもりが直前になって3バック(5バック?)に変心したところなんて、まったく今回と似ていて笑ってしまう。今回は4バックは貫いたけど、いきなり直前で阿部アンカーの3ボランチに変わったし。サイドバックも含めて守備陣の個人能力というのは、12年前より少しは上がったのかな。GKの不安定感は似たようなものか。


攻撃陣。チャンスを作る為の個人技というのはかなり進化しているのかな。松井の突破や大久保の良く分からない個人技など、少ない人数でボールを前に運べるようにはなった。ただ、もうちょっと大人数が連動して効率よく前にボールを運べるようになっていてもいいんじゃないかとも思ってしまう。FWに殺し屋の本能がないのは相変わらず。


ニュージーランド先制なんて、寝れないじゃん。