エイプリルフールだから

ひねくれて珍しく本音トークにしましょうか(笑)。
先日の3月26日でこのダイアリーを始めて2年が経過し、現在3年目に突入しております。ここまで毎日こんな駄文を書き連ねたものだと自分に呆れるとともに、多くの皆様がこんな無名のサイトを訪れてくれてトラックバックしてくれたり、コメントを書いてくれたりしていただいたおかげであると深く感謝しております。私のエントリーに対して同意のコメントも反対意見のコメントも、すべては続けるエネルギーになったと感謝しております。
しかし最近、少し前のコメント欄でも書いたのですがこれだけの時間が経過して、逆に書き続けることの難しさを感じています。


最初から読んでいただいている奇特な方も少ないと思いますが、最初とは言わなくてもかなり以前から読んでいただいている方には、プロフィール紹介などなくても何となく”エルゲラ”というHNで書いている奴のことを理解していただけているのだろうと思って書いています。でも、このようなネット上のダイアリーですと様々なリンクや検索で当然初めての方も同じエントリーを見ることになります。その中で毎回毎回自分の立ち位置とか前提から書くことはできないです。そのような前提を繰り返し書くことは始めての方には親切でも毎日読んでくださる方には煩わしいだけでしょうから、当然立ち位置を理解してくれている方が読んでいるという前提で書いてしまいます。まあ、書くというよりは仲の良い友達に昨日の試合の感想について話しかけているレベルですが(笑)。『ねぇねぇ、昨日の試合、見た?』みたいな。


ですが、当然私の駄文の文章の癖や表現の傾向を知らない方が読めば不快に思うこともある。可愛さあまって憎さ100倍になっているのか、ただ憎いだけなのか、ここを読み続けて下さっている方には伝わっているだろうことも、初めての方には伝わらない。伝わらない原因は自分の拙い文章力にあることは当然なのですが、それでも書くことの難しさを痛感してしまいます。「一つのチームを継続的に応援したらサッカーが楽しくなりますよ」と、言われても、ねぇ。「読売の昔からヴェルディを応援していて、そりゃ楽しかった時代もあったけど、最近は苦しいことの方が多いのですが、何か」、とか書くのも大人気ないですし。(書いてるじゃん)


Jリーグで応援しているのはどこ?(読売→ヴェルディ)とか、海外の好きなリーグは?(リーガエスパニューラ、プレミアリーグ)とか、海外で好きなクラブは?(レアル・マドリーアーセナル)とか、日本人選手で好きな選手は誰?(中田英寿)とか、海外の選手で好きな選手は?(イヴァン・エルゲラルイス・エルゲラ)とか、どんなサッカーが好き?(組織と戦術が鍛えられている上で自由なアイデア表現があるチーム)とか、たぶんいちいちプロフィールとか書かなくても読んでくださっている方には駄文の傾向で見抜かれていることばかりだろうと思っています。そんなことから前提は省略してしまうのですが、どうすればいいのかなぁ、とか考えたこともありました。が、結局は理解してくれる方が読んでくれているという前提で続けようと思っています。


また、最近意識的にヴェルディに対する記述を控えているのですが、これについても少し。
やはり心情的には熱狂的に応援しているマイチームのことを公開の場で書くことは難しいです。普通に好きなチーム、例えばジェフ千葉の試合についてなら「惜しかった試合でした。」で済む文章が、ヴェルディの負けゲームには「ふざけんじゃねーよ、走れよ、○○やろう。」となってしまうわけで。これはその場で発作的に発する言葉としてならともかく、駄文とは言えども記録として残ってしまうこのような場に書くにはふさわしくないのではないか、などと考えてしまっているせいです。
もちろんチームに対する罵声もそのクラブを応援するが故のものだと理解してくれる方もいらっしゃるとは思いますが、やはり読む方を不快にする文章を残すのは気が引けます。昨年はヴェルディのスポンサーにサイバーエージェントがついたこともあり、1年間限定でヴェルディネタ限定の別Blogを書いてみましたが、やはり2個同時に書いていくというのは時間的にも難しいものがあるし、頭の中がどっちに書いたことか混乱してしまうこともある。HDのようにきっちりとパテーションで分けるわけにもいかないし。そんなことでヴェルディネタ限定Blogは現在開店休業中です。アメブロがあまりにもトラックバックスパムが多かったことも嫌気がさした理由の一つですが。(”はてな”は私には使いやすい)


ヴェルディについては昨シーズンの降格という結果を受けて、正直どの試合を見ても感情的になってしまう自分がいます。まわりからは「ヴェルディ降格しちゃったね」と言われても、「クラブがなくなる訳じゃないから平気、今年はJ2の戦いを楽しみにします」とか答えますが、内心では「くそー、絶対に一年で戻ってやる、来年入れ替わるのは○○○のチームだぜ(怒)」と思ってしまう悪魔の自分もいます(笑)。
特に家庭内で大宮を応援している家族がいて、昨シーズンの降格を争うだけでも大変だったのに、こともあろうに今年はヴェルディの選手を2人も取りやがって…、という複雑な環境を抱えているので、このダイアリー上でより一層問題を抱えるのも面倒くさい部分もあります。そんなこんなで、ヴェルディの試合には触れにくい。


当たり前ですがサッカーについて、見た試合すべてのエントリーを書いている訳ではありません。時々、エントリーを書くために試合を見ているのか、試合を見て感じるものがあったからエントリーを書くのかが分からなくなりそうな時があります。でも、あくまでサッカーの試合を見るのは楽しむためで、楽しんだ後に思うことがあったらエントリーを書くというのが前提ですよね。試合中に「ここがポイント」とか、「これはネタになる」と考えながら見ていたら本末転倒だし。ダイアリーを始めてから、「駄文にせよ読んでくださっている方が居るのでできるだけ更新せねば…」という弱い(笑)強迫観念もあったのですが、その辺は少し自分を楽にしようと思っています。まあ、言い訳です。


こんな場末のダイアリーですがわざわざ見つけて読んでくださる方々に、できれば不快な思いをしてほしくない、できるだけ誹謗中傷ではなく問題があるなら「ここが問題だと思う、こうすればいいのに…」という具体的なことを書きたいと思って始めました。いくら実名の出ないHNだとしても、書き捨てや書き逃げのような文章は書きたくないし、解決にはほとんど役に立たないかもしれないけれど、それでも建設的な意見を書きたいとは思っています。


でも、例えば最近の日本代表を見ると、明らかに問題点があって、それは一向に改善される気配がなくて、改善する方法はあるにはあるけれどそれはかなり根源的な方法で、どうしようもない状況。こんな状況のときは、書く気力を失ってしまいます。「言葉は無力で…」というどこかのコピーではありませんが、この時期に監督交代しろといっても現実的ではない。でも、解決の根本的な方法はそれしかないと思われる。そんな時に、書く言葉がなくなってしまうのです。「チーム内での競争を活性化しろ、若手選手を使え、組織を構築しろ、貢献度よりも今の調子だ…」と言い続けたとしても、それを変える方法はひとつしかない。
(これは余談ですが、本大会まで2ヶ月前で監督交代は常識的ではないと思いますが、現状でも積み上げてきた土台というものが多くないので、明日から加茂監督が率いても同じ試合をするんじゃないかと思ってしまうこともあります。)


それでは何で毎日書くのでしょうねぇ。お金も貰えないのに、毎日。(お金が貰える文章というのは、やはり違うと思う今日この頃) 今振り返っても、ユーロ2004の時は何かに取り憑かれていたとしか思えないくらい書いてたし。これからユーロ以上のお祭りであるワールドカップを迎えたときに、どうなっちゃうのでしょうねぇ。
まあ、なるようになるか(笑)。

やっぱり厳しい評価ですね。

昨日もいくつかリンクを取り上げましたが、大住さんも厳しいですね。選手達のフィジカルコンディションの悪さを取り上げた後に、根本を突いちゃってます。
エクアドル戦には何の意味があったのか 大住良之 さん

もうひとつの大きな問題、それは、日本代表チームに「ワールドカップまで残り70日」という高揚感や張りつめたものがまったく感じられないことだ。
 メディアはいろいろと騒ぎ立てているが、ワールドカップに行く23人はジーコのなかではとっくに決まっていることを、選手たちは感じ取っている。現在どんなコンディションにあるか、ことしの親善試合やアジアカップ予選でどんなプレーを見せたかはあまり問題ではない。昨年までにどんな実績を残してきたかが、最も重要だ…。

(中略)

エクアドル戦の日本代表はレベルが高いとはいえなかったが、手を抜いていたわけではない。それぞれに懸命にプレーしていた。ただ、チーム全体を覆う無力感、この試合に意味を見出せない空しさは、隠しようもなかった。
 その最大の責任は、もちろん、監督であるジーコにある。Jリーグでどんなプレーをしていても無関係の先発メンバー決定が大きな原因になっている。

代表チームの運営なり監督の選考なりその後の評価なり、すべてとは言いませんがメディアやファンは明らかな否定をしなかったのですから、結局のところ現体制が持続してしまった遠因を作っているのだと思います。一次予選の戦い方を見てこの監督と会長には見切りをつけましたが、その頃の問題はそのまま解決されず今に至っているわけで、今さら何をか言わんや、という感じもします。