大会3日目

とうとう私のワールドカップの開幕だ。どうしても見たかったイングランドの試合でもあり、地元埼玉の開幕戦でもある。ベッカムが好きなわけじゃない、プレミアリーグを見ていたから、どうしてもイングランドは見たかった。劇的なワールドカップ予選の試合もあったし。


イングランド 1-1 スウェーデン  18:30
今日は休んだ。会社に行ってから試合に間に合わないこともなかったが、スタジアム入場時にどの程度のセキュリティチェックをするのかわからなかったし、埼玉の初戦で運営側がスムーズに入場させることができるのかも怪しいと思っていた。バイロムからスウェーデンTST−3のチケットを買っていたので、もともとカテ3のチケットを持っていたが、昨日おなじみのバイロムの画面を覗いていたらカテ1が緑になっていたので、思わずカテ1も買ってしまった。持っていたカテ3のチケットは両親にプレゼントすることにした。父親は時々大宮公園サッカー場に試合を見に行っているが、母親はサッカーについては詳しくない。猫に小判のような気もしたが、たまにはほんの少しの親孝行として、地元の試合だし連れて行った。


親を連れて行った関係で東武北越谷駅からシャトルバスでスタジアムに向かったが、北越谷駅は『本当にこの近くでワールドカップをやっているのか?』と思うほどに盛り上がりがない。埼玉スタジアムを不便なところに作ってしまったことを、埼玉県民として来てくれたゲストに申し訳なく思う。早めに着いたおかげでセキュリティチェックも空いていて何事もなく通過。あれほど騒いでいたチケット記名問題も何のチェックもない。当たり前だ。もともと5万人の名前なんて確認のしようがない。個人的にはそう思っていたので私はチケットの名前なんて気にしていなかったが、開幕前には世間ではかなり話題になっていた本人限定受取郵便にも何の意味があったのだろう、疑問だ。私は死んだ家族の名前では応募しなかったが。


試合は両者とも負けたくない初戦の戦いといった感じ。とにかく初めての日本でのワールドカップ、それも地元埼玉の試合ということで、試合経過はほとんど覚えていない。イングランドの先制点となったコーナーキックを真上の2階から見ていたので、得点後のベッカムのガッツポーズは自分に向かってしているような気分になった。(ありえね〜)
試合後は埼玉スタジアムの外があまりに混雑しているのとあまりに暗いので、両親と合流できずそのまま別々に帰宅したが、あとで聞いた話によるとスウェーデン人に囲まれての観戦で、充分ワールドカップ気分を楽しめたようだ。


開幕前に散々騒がれたフーリガン問題だが、騒ぎすぎの結果、両国のサポーターが帰り道に合流しないように帰り客を列に並ばせすぎて行きたい方向のバス乗り場になかなかたどり着けず苦労した。あれはやりすぎだ。大部分が並んでいるのは日本人じゃないか。北越谷駅行きのバスにも長蛇の列だし、乗ってからもバスが動かないし、帰宅した頃には試合を見た余韻よりも疲れだけが残った一日だった。