大会20日目

今日は仕事だし、6月になって初めて試合がない日だ。本当なら体を休め、今までの試合について振り返ったり、見逃した試合などを見たいところだが、昨日の日本の敗戦から気持ちが切り替えられない。気がつくと昨日の試合のことを考えているし、この4年に起きた出来事を思い出してしまう。世間は日本が負けたこと、そして韓国が勝ったことを騒いでいるが、韓国のことなど考える余裕がない。


就任初戦のエジプト戦から見に行ったが、本当に好きになったのは1998年11月23日に国立で行われたU−21のアルゼンチンとの壮行試合からだ。当時はなぜだか良く分からなかったけれど、とてつもない可能性を感じた。その可能性が確信に変わったのが1999年のナイジェリアワールドユースの準優勝。その確信は2000年のシドニーオリンピックのベスト8で大いなる希望に変わり、レバノンアジアカップ優勝で自信となった。一度凹んだ自信を2001年のコンフェデ準優勝で取り戻し、この2002年につながってきた。本当に長い長い冒険が終わってしまった。


この心の中の喪失感は言葉にできない。