大会19日目

今日も休みだ。というより昨夜の試合が遅かったのでまだ神戸にいる。今日の宮城のチケットが取れていたら、神戸 ⇒ 東京 ⇒ 宮城と埼玉を素通りして移動するつもりだったが、残念ながら取れなかったので自宅に帰って日本の試合を見ることにする。できるだけ早く帰って体を休めたかったので、どこも観光せずに新神戸駅に向かい待合室で待っていたら、高円宮さまが同じ駅から新幹線に乗るところに遭遇してしまった。サッカーの試合ではピッチで選手を激励してくれる方だが、こんなにそばですれ違うとは思わなかった。そばと言っても10mくらいは離れていたけれど。


日本 0-1 トルコ 15:30
試合については書けない。いろいろな思いがある。
なぜあんなにチケットを取る努力をした試合のスタジアムにあんなに空席があるのか。セキュリティ上の空席はしょうがないけれど、あれは明らかにバイロムの販売ミスだろう。
なぜフィリップはあのスタメンでいったのだろう。意表をつきたかった? 表面には出ない怪我人がいた? それとも本気で優勝を狙うために、グループリーグで消耗した選手を休めつつ勝利して次の試合に進みたかった? どちらにしろ当人にしか答えの出ない問題だ。リスクを賭けたギャンブルに出たことは否定しないが、後半頭から三都主を変えたことは失敗だと思った。
なぜ中田浩二はあそこで敵にパスを出したのだろう、これもわからない。試合後は勝っているメンバーをいじった監督に非難が集中したが、本来は失点の原因となるコーナーに結びつく凡ミスをした中田浩二の問題だろう。開始直後にあんなミスから失点したら、トルコ相手に苦しいさ。


世間の雰囲気は日本が1位通過したことでブラジルを避けてトルコと試合することになりラッキーと思っていたようだったが、欧州予選から見てきた自分にとってトルコは戦いたくなかった相手だった。プレーオフを勝ち抜いてきた欧州勢と予選免除の日本では、勝負強さが違いすぎると思っていた。
1点をリードした完全アウェイの欧州中堅国が引いて守った時に、こじ開けて得点する力はないと思っていたので、試合の結果は予想通りだった。グループリーグができすぎだったと思う。というよりグループリーグで燃え尽きたのか、世間が浮かれすぎたのか。


これで4年に渡ったトルシエジャパンの冒険は終わった。インタビューの途中で声を詰まらせる彼、泣き崩れる市川を抱きかかえる彼を見たら、こちらも言葉が出なくなった。