今日は休みだ。日本がグループリーグ2位通過すると予想して神戸の試合のチケットを用意していた。残念ながら日本の試合ではなかったが、ブラジルとベルギーという南米対欧州という好カードを見ることができるのは楽しみだ。神戸に来るのも今月2回目で新幹線の駅から市内への乗り継ぎも慣れたものだ。午前中の新幹線で来たが、時間があるので異人館あたりを散策する。今回は夜の試合で当日日帰りができないため、神戸メリケンパーク オリエンタルホテルに宿泊する。せっかくの神戸、ひとつくらいは豪華な思い出も作りたかったので夜景が綺麗だというホテルにしたが、夜景が綺麗な時間帯はスタジアムにいることを忘れていた。それでも神戸の思い出がスタジアムと新神戸の新幹線の駅だけになるよりはマシだ。


夜の試合まで少し時間があるのでメキシコvsアメリカの試合を見る。イタリアをあれだけ苦しめたメキシコがアメリカにあっさり負けた。日本もシドニーアメリカにやられているけれど、アメリカのサッカーは強いけど面白みがない。自分の国の代表チームが強いサッカーをしてくれるのと、面白いサッカーをしてくれるのは、国民にとってどちらがいいのだろう。国民は大げさか。


ブラジル 2-0 ベルギー 20:30
席はカテ3でゴール裏なのだが、本当にゴールの裏最前列(実際は2列目だが、警備の都合で1列空けている)だった。場所も真ん中でゴールポストの真後ろだ。たぶん良く見ればテレビに映っているのだろう。座席は仮設スタンドの一番下なので、反対側のサイドでのプレーはほとんど見えない。でも、ゴールキーパーと同じ視線だ。ブラジルのゴールキーパーのマルコスの髪の毛の1本1本が見えるような距離だ。グループリーグの結果次第で日本の試合だったら目の前に楢崎が守っていたのか。たぶんドキドキして見ていられなかっただろう。


今日の試合からブラジルのレプリカユニを着て、『なんちゃってブラジルサポ』になった。他国のユニを着るつもりなんてなかったのだが、これには理由がある。
まだ日本開催試合のチケットがこんなに手に入ると思わなかった頃、日本で見られなかったら韓国に行ってみればいいさと思って韓国開催の試合のチケットも買っておいた。共催とは思えない同時開催だが、それでも2002年の6月に韓国に行くことはいい思い出になると思っていたし、スタジアムで直接試合を見たかった。
そうするうちに日本でのチケットが思ったよりも手に入ったので、日程的に韓国には行けなくなってしまった。チケット代を無駄にすることは痛くないが、チケットそのものを無駄にするのは試合が見たくても見られない人に対して申し訳ないと思っていたので、ダメモトでサッカーが好きな友人に『韓国に行くならチケットあげるよ』と言ってみたところ、そいつは2泊3日で韓国へ行ってしまった。もちろんチケット代は貰わなかったが、土産にバッタ物のブラジルレプリカユニを買ってきてくれた。その気持ちを考えたら、着ないわけにいかなくなってしまった。その友人が見に行ったのはコスタリカvsブラジルの試合だった。


試合はベルギーの方がいいサッカーをしていたものの、ゴールを決めたのはブラジルだった。リバウドのゴールは凄かった。遠くてよく見えなかったけれど。それよりも自分にとってのこの試合のヒーローはマルコスだった。