大会26日目

今日も仕事だ。そして今日はいろんな意味で注目の試合がある。ベスト4までアジアの国が残っているのは驚きだが、その国が共催国で永遠のライバル国でもある韓国なだけに複雑な心境だ。
ましてや、韓国の試合に微妙な判定が集中しているのも気になるが、ワールドカップの準決勝レベルの試合までくればまともなレフリーが笛を吹くのだろう。韓国に対する疑惑というよりも、今大会のレフリーのレベルの低さが後味の悪さを残すものだったことは確かだ。FIFAも世界中の加盟国に対するサービスよりも、大会の価値を地に落とさないことを優先してワールドカップを運営して欲しいものだ。


選手にとっても出場は名誉なことだが、審判にとってもここで笛を吹くことが名誉だっていうことは分かる。でもそれは票集めや資金集めとバーターで許されるものではなくて、そのレベルに達したレフリーだけに許される名誉なのだと思う。そのレベル(本大会で笛を吹くレベル)に達しているレフリーが欧州にしかいないのなら、それはそれでやむを得ないことだと思う。審判の世界レベルでの育成の問題は、本大会で試されるものではないはずだ。本大会を裁くにふさわしいレフリーを集めて欲しいものだ。


ドイツ 1-0 韓国  20:30
主審のメイヤーさんは毅然とした判定で安心して見ていられた。試合はいろんな意味でバラックの試合だったけど、決勝でバラックのいないドイツを見るのかと思うと少し寂しい。
負けて安心したから言えるけど、韓国の躍進は凄かった。勝負強さというのか、粘り強さというのか、試合をあきらめない姿勢は国民性なのか、とにかく強かったことは確かだ。技術的に欧州に優っているとは思えないけれど、メンタルやフィジカルの強さは欧州を上回っていたと思う。疑惑の判定が韓国戦に多かったのは残念だけど、アジアのライバルとして日本のとっての大きな目標がまたできたってことだ。


ただ、惜しむらくはサポーターの応援マナーの悪さだ。韓国サポの全てが悪いわけではないが、過去のドイツの政治的シンボルを横断幕で用意するなど、計画的に対戦相手を貶めるための準備などをどんな気持ちでやっているのだろう、理解できない。ホスト国としての誇りはないのか。