やっぱりそうなんですよね

約束事がない
組織>約束事>サッカー言語>イメージシンクロ>個
私はピッチの中でのまとまりの単位というか、プレーの複雑度をこのように考えています。

  • 個は選手個人のトラップ、ボールの持ち出し、フェイント、ドリブル、パスの精度というような個人の技術。
  • イメージシンクロは2〜3人の選手での連携、パスの出し手と受け手の呼吸や3人目の動き出しですね。
  • サッカー言語はその国やリーグの選手なら言葉にしなくても判っているサッカーのやり方です。オールスターで集まった選手が簡単な打ち合わせで実現できるサッカーのレベルのことです。
  • 約束事は例えばボールをどこで奪う、どの高さで奪う、サイドに追い込んで奪う、とか誰が攻撃に出たらそこは誰がカバーするとか事前に監督の考えを綿密に打ち合わせることが必要ですね。
  • 組織は約束事を効率良く達成するためにチーム全体が連動して動くこと、例えばFWはボールを奪うために相手選手のセンターへのパスコースを消してサイドに出させるとか、全体の前後の幅を何メートルに保つとかです。

で、問題のジーコサッカーですがサッカー言語までは誰が監督でも(監督がいなくても)できることで、その先の約束事は一年半以上たってもできていないとういことですね。どうもこの日本サッカーのボタンの掛け違いは組織と個は対立するものだという会長の認識間違いからすべて始まっているのではないでしょうか。