サカマガ・ジーコインタビュー

唖然。全編つっこみどころ満載のインタビューですね。ジーコ解任を希望しつつも、その理由としては「きっとやりたいサッカーがあるのだけれど、それを実現する方法を持たないのだ、だからこんなサッカーなんだ。」とわずかな希望を持っていたのですが、このインタビューを読む限り、特に目指すべきサッカーはなく、「勝てばいいんだろ、サッカーは」ということなのですね。

石倉氏   4人の起用、そのものが疑問なのではありません。わずかな準備期間しかない状況は、現実として2回続けてあった。その両方で起用した結果、2回続けて内容が芳しくなかったことが疑問なのです。彼らが欧州でプレーを続けるのであれば今後も同じ状況は起こり得ます。結果が出ているのは事実ですが、あなたがまた同じように、短い準備期間で起用し、また芳しくない内容になるのではないか、それを懸念しているのです。
ジーコ   では、国内でプレーしている選手を起用したとしましょう。同じような僅差の結果が出たら、「ほら、海外組を出さないからだ」となる。これでは、いたちごっこだ。私は自分の判断に、絶対の自信がある。それも、勝手な思い込みではない。これまでの結果などの例から、そう考えている。

ジーコにとって、思い通りにいってない事は、シュートが入らないことだけで、それ以外にまったく問題点はないのですね。このインタビューのキーワードは「生産性」、「試合を決められる力」、「潜在能力」ですかね。ジーコの監督としての辞書には「コンディション」、「モチベーション」、「マネージメント」というような言葉はないのでしょうね。
日本サッカー協会に今だからこそ明確にして欲しい内容が3点あります。

  1. ジーコに何を期待して監督就任を要請したのか。
  2. その期待したものは現時点でどの程度達成されているのか。
  3. その方向性で日本代表はさらに強くなると考えるのか。

ジーコについてはもうすでに腹も立ちません。ある意味笑っちゃってます。ジーコの事よりも、このインタビューを読んだ選手や協会関係者のコメントが聞きたい。インタビューの最後のジーコの言葉は怒りを通り越して、恐怖を覚えます。

ただ、私は打たれ強い。そのことも、日本代表を強くするために使おうと考えている。