5.26 トルコ選抜 ユナル・カラマン監督会見

私たちは新しく作られたばかりのチームです。このチームがどのようなことができるのか、見極めることができてよかったです。
(中略)
今、オーストラリアと韓国で遠征しているA代表にも、いいアピールができたと思います。

このチームでの初試合のようですね。それであれだけ戦えるのはうらやましい。
フル代表入るんだという選手の強い意志とそれをチームにまとめる監督の手腕について考えさせられました。

またそのカラマン監督は会見で日本に対して、

最後に一言、申し上げたい。私がワールドカップで日本を訪れてから2年が経過しました。ですから非常に来日が楽しみでしたし、こうして今回来れたことにとても満足しております。私は日本という国、そして日本国民を心から尊敬しております。そしてトルコの人々は日本の国民に深い親愛の情を抱いております。それは(共催国である)韓国に対しても同様の念を持っております。重ねて、皆さんに御礼を申し上げます。

いえいえ、感謝するのはこちらです。名前だけ強豪国で実際の試合は怪我をしないようにお茶をにごされる親善試合よりも、数倍ためになりました。本当にありがとうございます。


宇都宮徹壱さんのコラム味スタから表彰台は見えたのか?ですが、

 味の素スタジアムで行われた、U−23日本代表対トルコ選抜。カテゴリーの違いこそあれ、日本とトルコとの顔合わせは実に、あの2002年6月18日以来である。くしくも当時、山本昌邦監督はトルシエの副官として、そしてトルコ選抜を率いるユナル・カラマン監督は名将・ギュネスの参謀として、いずれもあの試合のベンチに座っていた。そう考えると、単なる強化試合の枠を超えた、実に意義深いゲームであるといえよう。
(中略)
 トルコ人親日家が多いことはよく知られているが、会見でこれほどまでに対戦国に親愛の情を表したのには、正直なところ大いに驚かされた。
 いやはや、御礼を申し上げたいのはこちらの方である。
 何しろ遠路はるばる極東の地まで足を運んでくれた上に、国際的には無名とはいえA代表に勝るとも劣らぬ選手たちを招集して、しかもアジアの若造相手に手抜きなしの真剣勝負を挑んでくれたのだから。それもこれも、カラマン監督の実直な仕事ぶりと、監督自身の2年前のアジアでの美しい思い出によるところが大きかったように思える。

ワールドカップでの思い出と両国の歴史に関するところが大きいのではないかと思います。あのような横断幕での入場は珍しいですものね。