日本 - アイスランド 感想(戦評ではない)

戦評は様々な方が書かれると思うので、感想です。

まずは勝って良かったですね。
久保選手は素晴らしい。あの、”ふわ〜”っとしたシュートは日本人離れしています。今日は左右両足ふわ〜で決めましたし。あの感覚が柳沢選手にもあれば、日本はあと1,2点取れたかもしれませんね。
その久保選手のゴールは2点とも小野選手のパスでしたね。特に2点目の右足のアウトにかけて、相手DFとGKから遠ざかるパスは小野選手ならではですね。前半の小野、稲本選手のCMFの二人はいい感じです。小野選手が戻して稲本選手のボレーシュートも見事でした。
3点目の鈴木選手の突破も持ち味が出ていますね。器用ではないけれど、ゴリゴリ行く感じがたまらないです。今シーズンの好調さそのままに体がキレている感じでした。


そして前半は3バック、後半は4バックとめずらしくテスト的要素の強いジーコの選手交代でした。私としては前半の形が機能していたように見えました。しかしこれについては、

  1. フォーメーションの問題
  2. ハーフタイムでの日本選手の交代による変化
  3. 負けているアイスランドが後半攻勢に転じた

以上の要素が複雑に絡み合っての結果だと思うので、私には何とも言えません。
ただ、後半になって両サイドの三都主、加地選手がまったく上がれなくなったので、安心して攻撃に上がっていける3バックの方が、選手たちはのびのびできるのかな、という印象です。


また、後半の終盤には鈴木、柳沢、小笠原、本山の4選手のアントラーズファミリーが自由自在に攻撃してましたが、やはり呼吸はばっちりです。ただ、誰か決めろよという展開でしたが。


失点シーンについては体の大きい欧州勢(特に北欧)に対してセットプレーでやられるのは予想通りなので、特に感想はないです。
ただ、アイスランドってどうだったんでしょうね。前半は日本の攻撃に対してユルユルの守備で、日本選手に自由にボールを持たせてくれるし、小野選手をあれだけフリーにしたら、そりゃいいパスを出しますよね。後半は少し激しくきましたが、激しく=ラフプレー なので強いとかうまいという印象はまったくありませんでした。私には先日のトルコ選抜の方が強くてうまいチームに見えました。
もちろん、それでも勝ったことは素晴らしいですし、価値が下がるものではありません。チェコに続き欧州勢に対して2連勝ですから、この勢いでイングランドもぶっとばせ。


さて、最後にぼやきをいくつか。

  • 日本語の場内放送で呼び出されていたのは誰?
  • なぜ、・・ション、・・セン、・・ソンばっかりなの?
  • なぜ三都主選手がPKを決めて勝ち越したのに誰も祝福に行かないの?
  • なぜ柳沢選手は相手GKにぶつけるの?
  • 中村選手は出てましたか?

でもそんなぼやきも、中沢選手のヒールパスが見れたし、久保選手のインタビュー*1も見れたから問題なし!

*1:スポルトでは”恒例の良かったです”というスーパーを出されていたし。