昨夜のF1中継

昨夜は深夜3:30分のユーロの試合まで起きているつもりだったので、というか送別会の帰りで飲酒をしていたので一度寝たら絶対に起きられないと思っていたので、めずらしくF1アメリカGPの中継を”ちゃんと”見ました。”ちゃんと”というのは、はるか昔、中嶋悟選手*1が現役だったころは毎レースかかさず見るほど好きだったのですが、いつしか中継から離れていってしまったんです。まあ、嫌いじゃないのでレースの結果などは気にしていましたが、中継を”ちゃんと”最初から最後まで見るほどではなかったんです。


十何年ぶりにまともに見たF1中継は、『何だコリャ?』というほどひどいものでした。片山右京さんの解説はともかく、ピットレポートも『あなたは誰?』と思うような人が、素人の感想みたいなことをしゃべってるし、CMはレースの流れとか関係なくバシバシ入るし。昔はもっとレースってものがなんだか分かっている人が、解説やらピットレポートをしていて、もっと玄人っぽい中継をしていませんでしたっけ? 川井ちゃんとか今宮さんとかは何処へ行ってしまったんですか?


地上波のスポーツ中継に対するぼやきは毎回のことですが、昔より悪くなっていると感じるのは、最低ですね、フジテレビ。


レースそのものについては、自分が見ていた当時はダメダメチーム(笑)だったフェラーリの赤い車が相変わらずに速いことと、佐藤琢磨選手の走りがキレキレだったのが印象的です。ただ、私は最近のレギレーションによるピットストップの回数や各車の燃費状況、タイヤの状況等については分からないのですが、なぜBARホンダはペースカーが入ってフェラーリがピットストップさせた時に同時に自分たちの車も入れないんですかね。
トップを追走している時に、ペースカーが入ったらトップのチームと同一周回でピットインさせることは、レースの常識ではなかったのですか。自分たちのレースプランはあるでしょうが、あのようなアクシデントが起きた時はレースプランよりもライバルチームとの駆け引きが優先されるものだと思っていたのですけれどね。結果としてピットストップのタイミングの遅れが、その後のレースに悪影響を及ぼしたわけで、ドライバーが頑張っていただけに残念ですね。


それと、ラルフシューマッハのクラッシュはちょっとアイルトンセナのクラッシュを思い出してしまいましたが、事故後すぐの映像でもドライバーが自力で動いていたので、良かったですね。車がスピンして後部から当たったのと大破したので、ダメージが少し吸収されたのでしょうか。セナの時も見ていたのですが、あの時は前からのクラッシュで事故後のセナはピクリとも動きませんでしたからね。その時の自分は、『これで生ダラでアイルトンタカとの対決が見られなくなってしまうんだ』なんていうその場にそぐわない感想を持ったのを思い出しました。

*1:笑っちゃうようなくだらないことを思い出しました。中嶋悟さんが好きで歌のCDまで買いました。タイトルは『悲しき水中翼船』。これでどんなに好きだったかが分かるでしょ。