クロアチア - イングランド

ひぇー、クロアチア先制だー!!
立ち上がりから猛攻をかけるイングランドですが、前半5分にセットプレーからクロアチアのニココバチが押し込んでゴール、1−0です。


先制されたイングランドですが、落ち込むことなく猛攻を仕掛けます。両サイドも常に上がりクロスを入れると中には必ず3枚はいるんじゃないかというくらいに、人数をかけて攻めてきますが、クロアチアも最後で踏ん張って防いでいます。しかし前半40分にスコールズのゴールで1−1の同点です。ランパードから裏に走りこんだオーウェンにスルーパスオーウェンのシュートはGKブティナに防がれますが、こぼれをルーニーがヘディングで中へ折り返し、スコールズがヘディングで決めるという完全に崩した得点でした。この失点の前からクロアチアは数少ない攻撃シーンでもシュートまでいけず、というよりまるでアメリカンフットボールパントキックのようにイングランド陣内に蹴りこむだけで、追加点の意思が見えなかったので、『これだけ相手にマイボールをプレゼントしていたら、やられるのは時間の問題だな』と思っていたので、同点までは予想していました。
でも、前半ロスタイムのルーニーの逆転ゴールはスーパーでしたね。クロアチアバイタルエリアでのプレッシャーが甘かったことはありますが、得点になったミドルシュートのパワーは半端じゃないですね。太りすぎなんて言って失礼しました。恐るべし18歳。前半を1ー2で終了します。


後半もイングランドの猛攻はやみません。今日のイングランドは良く走ってます。攻守の切り替えも早く、サポートの動きや追い越す動きも活発で、守備でも攻撃でも常にクロアチアに対して数的優位を作っているような印象です。さすがに後半15分を過ぎて足が止まってきて、ここはクロアチアの時間だと思い始めた後半23分にオーウェンとのワンツーでクロアチアの浅いDFラインを突破したルーニーが独走してファインゴールを決めてしまいます。GKとの1対1をちゃんと決めてしまうこともすごいのですが、右足のインサイドで右側に打つと見せかけて、足首をくっと返して左側に巻き込んで決めたように見えました。恐るべしルーニー、これで1−3です。


勝たなければ次がないクロアチアにとってはほぼ決まりかな、と思い朝刊を取りに行ったりしましたが、クロアチアもあきらめずルーニーのゴールから5分後の後半28分にセットプレーからトゥドゥルのヘッドが決まり2−3と追いすがります。が、後半34分ランパードのゴールで2−4とイングランドが試合を決めました。そのまま試合終了で、フランス、イングランドの勝ち抜けが決定です。


今日のイングランドはこの先のトーナメントでも充分期待できそうな良い試合でしたね。とにかく全員が良く走り常にクロアチアを圧倒していました。1点先制されても今日のイングランドなら必ず逆転すると、見ている者に思わせる内容でした。また、オーウェンルーニーの2人の関係も試合を重ねるごとに熟成されていくように感じます。次のポルトガル - イングランドも非常に楽しみです。