ジェフ市原 - レアル・マドリー

仕事の事情やらでこの試合のスタジアム観戦はあきらめたのですが、イヴァン・エルゲラがあんなに活躍しているのなら生で見たかったな〜。実況ではデイビッド・ベッカムばかり連呼していましたが、サムエルの加入で1列上がったエルゲラのプレーを注目して見ていました。個人的にはロナウドが出場しないラウルとモリエンテスの2トップは大好きですし、昨シーズン出番の少なかったパボンがスタメンなのでカマーチョに期待されているのかな。グティも生き生き動いてるし、あれ、もしかして今日のスタメンでベッカムのところにジダンが入っていたら、このチーム結構好きです。本当はスタメンでソラーリをうまく使う方法も考えたいのですが。
フェルナンド・イエロが抜けてからどうしても埋まらなかったパズルの最後の1ピースをサムエルの加入で見つけたようですね。


試合については、レアル・マドリーはシーズン前の調整期間で、また酷暑で多湿の日本で真剣勝負が展開されるとは思いませんが、何かボールの動かし方の教科書というか、イメージビデオにしたいようなダイレクトでのボールの動きの連続でした。ボールポゼッションという意味は持ってりゃいいという事ではなくて、相手のプレスの薄いところにボールを動かして、チャンスと見れば迷わず縦に動かし、ゴールの可能性の高い選択肢を選ぶためにボールをまわすんだねって思い知らされました。


一方の市原は惜しかったですね。前半をリードして終わったら随分レアル・マドリーも慌てたと思うんですがね。得点になったフリーキック以外にも崩したシーンがありましたが、最後はエルゲラの体を張ったディフェンスに防がれてしまいました。でも、若い選手が多く、代表にどうしても縁のない選手にとっては世界的な知名度の選手と実際に対面でプレーするとてもいい経験となったのでしょうね。


市原 vs レアルマドリード 試合後のオシム監督(市原)記者会見コメント

Q:今日の収穫は?また、試合後に選手たちにどんな言葉をかけたか。
「選手にはまだ声をかけていないが、やれることを全力でやれた、最後まで走ったことがよかったと思う。できることと、できないことがはっきりしたと思う。レアルマドリードのサッカーを見て、こういうサッカーもあるのかなあとわかってもらえたと思う。
理想的なサッカーというのはないもので、レアルマドリードでさえどんどん進化している。レアルマドリードは理想的なサッカーにいちばん近いプレーをしていると思う。手でボールを扱っているような確実さがある。すばらしいと思っている。他チームもあのようなサッカーをしたいと思っているだろう。ただ、市原にはまだ足りないところがたくさんある」


この結果を受けて、8月1日の東京ヴェルディはどんな試合になるのでしょうか。楽しみです。