日本代表の両サイドについて

みなさんアルゼンチン戦はなかったかのようですが、ちょっとこだわります。
基本的には同情しながら読んだ今回のジーコ監督会見ですが、ここだけは違和感がありました。


アルゼンチン戦後 ジーコ監督会見

――加地とアレックス、両サイドの評価はどうか? 特にアレックスはメンタル的な部分でいいパフォーマンスがなかったように思えるが?


 両サイドですが、アルゼンチンがかなりわれわれを研究していて、うちの右サイドが強いことも知っているわけですが、両サイドを消すようなマークをしてきました。普通の状態であればもっと出来たと思うのですが、やはり肉体的な疲れというよりも精神的な疲れで、この湿気が多い中でなかなか足が出なかった部分もあったと思います。ただ、彼らを代えようとは思いませんでした。むしろ中央で彼らをサポートする選手を代えれば、もっと効果的な形になると思いましたので、中央の選手を代えました。その部分で流れができたし、疲れて足が動かなくても、中央からサイドへ、また逆サイドへといった感じで中央で多くの人数を絡ませれば、ということで背骨の部分は代えましたが、両サイドについては代えませんでした。

私などは非常に納得のいかない現在の日本代表の両サイドですが、ジーコ監督の評価は違うようですね。『他に適材が居ないから使っている』というような消極的な起用ではなくて、今の2人にとても満足しているのですね、特に右サイド。うちの右サイドが強いとまで言っていますので、それでこそのスタメン固定なのでしょう。


彼らを代えようとは思いませんでした。むしろ中央で彼らをサポートする選手を代えれば、もっと効果的な形になるというところなどは、もはや哲学ですね。ここで『サイドにフレッシュな選手を投入する』という考え方もあるわけですが、そちらの方法をとらずに、中央で多くの人数をからませたいのですね。このような監督の考え方を知らずに試合を見ていると、サイドの上がりが中途半端に見えるのですが、この疲れて足が動かなくても、中央からサイドへ、また逆サイドへといった感じで中央で多くの人数を絡ませるというところが、この両サイドの人選の味噌かもしれないと感じました。
まあ、それが好きか嫌いか、効果的かそうでないかは別ですが。


ジーコ監督が浦和−東京V戦を視察へ

日本代表ジーコ監督がW杯アジア1次予選インド戦(9月8日)へ向けて、21日のJリーグで浦和−東京V戦を視察する。25日にインド戦のメンバー発表が予定されており、その直前視察だけに候補選手のチェックが注目される。18日のアルゼンチン戦では右サイドバックの加地が何度も抜かれる場面もあり、2月まで日本代表だった浦和山田暢が復帰する可能性も出てきた。

日本代表的には広山選手でも見つけてくれるといいのですが、ヴェルディサポとしてはこれ以上軟禁される選手を増やしたくもないし、複雑な心境です。