1勝への自信を求めて始動 小野らとの連係テーマ

そのシンガポール戦、オマーン戦の前のインド戦ですが、こんなに余裕でいけるのでしょうか。驕りや油断ではないですよね。

3カ月近く代表チームを離れていた小野と高原(ハンブルガーSV)は、国内合宿からの参加が可能になった。久保(横浜M)と合わせた3人は、アジア・カップの6試合で築いた組織の強さにプラスアルファをもたらす存在だ。合宿では、この3人との息を合わせた攻撃の構築が重要となる。
 アウエーでの一戦にも指揮官は「(異なる環境に)順応するのに、ことさら時間は必要ない」と、試合前々日の6日に現地入りする日程を組んだ。むしろ1週間の国内合宿で、勝ち点3への確かな自信を蓄えるつもりだ。

インドの環境はそんなにやさしいのかな、対戦相手としてのインドはともかく、インドの環境への対策は大丈夫なのでしょうか。アウェイでのシンガポール戦直前の雰囲気を思い出してしまいます。


こちらは3月24日のシンガポール戦直前合宿初日の記事です。
自覚を持ってやれば結果は出る。気持ちの問題だ

暑さ対策には淡々

 合宿地の千葉県内はこの日、気温6度の極寒。31日に試合を行うシンガポールは30度を超す真夏日が確実だけに、『暑さ対策』が気になるところ。ただ、ジーコ監督は「暑いところに行って急にバテバテになることはない」と豪州合宿を行うなど入念な対策を行ったU−23代表とは対照的な姿勢だ。里内フィジカルコーチらが、宿舎のサウナで発汗を促すことを通達した程度だった。


これは3月31日の試合前の記事ですが、今読んでも心に突き刺さります。
クリンスマン氏がジーコ日本に送る「油断大敵」メッセージ

日本の今回の対戦相手だけど、確かに強豪国とは呼べない。しかし、相手がどこであれ、W杯予選というものは決して油断は許されない。欧州のW杯予選では、強豪国が格下の弱小国に敗れることがよくある。原因は明らかだ。相手を見下す、環境の変化に順応できない、チーム内の派閥争い…。僕らドイツも経験したけど、「敵」はチーム内部にも存在する。

 ましてや、今回はアウエーでの戦いだ。気候、食事、文化、価値観とすべての環境が日本と異なる国で勝つためには、それこそ頭からつま先まで神経を試合に集中させることが必須条件だ。開始からエンジン全開で相手を圧倒しないと、必ず足元をすくわれる。


もちろん、真冬の日本や欧州からシンガポールへ行く場合と、夏の日本や欧州からインドへ行く条件を単純に比較はできませんが、今までの試合に至るまでの準備のまずさを考えると不安ですね。