テレビ局も大変だ

TBSのインド戦の中継ですが、突然の停電以外にも様々な苦労があったのですね、お疲れ様です。
敵は“ねずみ”だった

しかも、衛星伝送のテストの結果は、いまひとつ。そればかりか、試合開 始直前にして、バックアップ用の衛星回線が機材の不調で送れなくなったの です。もはや、本命の回線がつながり続ける事を祈るのみ! 幸運にも、試 合本番の衛星伝送はテスト時よりも好調でした。前半終盤に日本は先制し、 ハーフタイムへ。後半のゴールラッシュを期待し、映像が現地に切り替わる 直前、突然部屋中が真っ暗に!? ボロボロの電源車がうなりをあげ、放送 機器とスタジアムの予備電灯だけが光っています。

 灯りが戻るまで、とにかく現場の生中継を続けよう!ピッチリポーターは 真っ暗の廊下を転びながらも情報収集に走り、解説と実況アナはクーラーの 止まったサウナさながらの放送室からコメントを続けました。プロデューサ ーは、ライターの灯りを頼りに、電話で本社と今後の対応を協議。停電中の 30分は、長かったような短かったような…。予想外のハプニングに驚かさ れたものの、放送の緊急延長も無事対応でき、試合も最後までお伝えするこ とができました。選手の皆さんには申し訳ないですが、本音を言うと、放送 機器だけが停電になるよりは良かったと、試合後4対0のスコアボードを見 ながらほっとしました。

試合だけやっていて、日本に映像が届かない状況というのも想像するとつらいですね。停電も一大事でしたが、無事最後まで試合を見ることができたので、それは感謝です。