仙台 - 大宮

J1昇格の残りの座をかけた真剣勝負ですが、激しく見所のあるいい試合でした。
前半の大宮はここ4試合360分以上無失点という守備の自信に支えられてか非常に安定した試合をします。フォーメーションコンテストがあったら必ず優勝するだろうという綺麗な4−4−2で仙台に付け入る隙を与えません。攻撃も森田、トゥット選手の2トップも非常に効果的にボールを収めて左右のMFに展開し、またゴール前に顔を出します。MFも金澤、ディビッドソン純マーカスの両選手が効果的にボールを散らし、仙台守備陣に的を絞らせません。大宮の先制も時間の問題という雰囲気で試合が進みますが、どちらも無得点のまま前半が終了です。


後半は引き分けでは終われない仙台が攻めてきて前半とは全く違う展開になります。押されっぱなしの大宮は67分に安藤選手に代えて私の一押し島田裕介の投入です。その3分後、投入後最初のコーナーキックで島田選手の早くて曲がるボールが仙台守備陣を切り裂き(ちょっとオーバーだけど…)森田選手の先制点を呼び込みます。島田選手の最初のプレーじゃないのという感じのセットプレーで先制なんて、今の大宮は乗っていますね、
負けは許されない仙台は猛攻を仕掛けてきますが、対する大宮は77分に先制点を取ったFWの森田選手に代えてMFの斉藤選手を投入し、フォーメーションを4−1−4−1に変えて4バックの前のバイタルエリアに斉藤選手を置いて逃げ切りを図ります。この変化に合わせて仙台はDFのセドロスキーを前線に上げて得点を狙いますが、猛攻も及ばず0−1のまま試合は終了しました。


大宮は強いとは感じないけれど、チームが自信を持っているように感じました。仙台は、甲府、大宮と直接対決で2連敗でこの先が非常に厳しくなりましたね。でもまだ8試合も残っているので何が起こるかわかりませんから、J2は最後まで目が離せませんね。