2得点に充実感 今季初先発の高原
チャンスにきっちりと結果を出してよかったですね。ここで何もできなかったら監督も高原選手もやばい試合でしたものね。
高原が、今季初先発したヘルタ戦で2ゴールを決め、開幕から波に乗れないチームに2勝目をもたらした。「ようやくチャンスが来て、いい結果が出せた。ハンブルクに来てから初めてじゃないか、というほどの充実感があった」。素直な思いが言葉に表れた。
ゴールを渇望する気持ちがプレーに出た。開始直後、前半3分の左CK。バンビュイテンが競り合って後ろにこぼれたボールを頭で押し込み、今季初ゴール。追いつかれて迎えた後半35分には、折り返しのボールに反応、右足に当てて決勝点を挙げた。「体のどこかに当たってくれれば、という感じで突っ込んだ」と振り返った。
アマチュアチームでプレーさせられた後のトップチームでの試合という状況が、アルゼンチンで不完全燃焼で帰ってきた直後の磐田でのプレーのようなハングリーさというか闘争心を研ぎ澄ませてくれたのでしょうか。
高原選手にはこれで波に乗ってもらって、結果を出し続けて欲しいですね。
柳沢敦のメッシーナは当地でキエボと0−0で引き分けて勝ち点8となった。柳沢は後半20分に交代で投入され、今季セリエAで初出場したが得点はなかった。
中村俊輔が所属するレッジーナは敵地でシエナと0−0で引き分けて勝ち点6。中村はトップ下で先発したが、後半19分に交代で退いた。
中田英寿のフィオレンティナはホームでサンプドリアに0−2で敗れて勝ち点4。中田は0−1の後半6分から出場したが、見せ場はつくれなかった。