パリ 〜ツール

helguera2004-11-02

今録画を見ていますが、まず最初にブエルタ・ア・エスパーニャに比べると圧倒的に景色がきれいですね。緑っていうものは人の心にこんなにも影響を与えるのでしょうか。
それにしても道が細っいなぁ。サッシャは干支ってことが分かるんだということに気がつきました。外国人のフリしてるだろ。
プレスのバイクもこけるほどのコーナーだし。ハイサイドじゃなくて、リアをスリップしておしりを振ったんじゃないかな、あのバイク。


レースは最後の落車でドラマが始まりましたね。2人で逃げてたけれど、吸収されるとあきらめた選手と最後まで逃げをあきらめなかった選手。その気持ちの違いなのか、体力やコンディションの違いなのか、12歳の年齢差による経験の違いなのか。グセフがあきらめたゴールまで残り8キロ地点のコーナーで集団の落車が起きるなんて、ドラマとしてもできすぎです。解説者はデッケルが終わっちゃったといいましたが、とんでもない。


落車によって後続集団のチーム戦術が崩壊したことも勝利の助けにはなったのでしょうが、一度吸収されて5人の逃げ集団に飲み込まれて、それでももう一度アタックをかけて(というか他の3人が落ちて)さらに最後のケスラーとの2人っきりの争いも制して、集団からも逃げ切った劇的な勝利でしたね。
でも、勝利の雄たけびが早すぎて、追いつかれるのではないかと心配しちゃいました。それにしてもフレチャ、最後の5人から最初にちぎれるなよ。デッケルの230キロの大逃げ勝利なんて”ありえな〜い”。


あと、今思い出したけれど、ツールの街って1998年に何日か滞在したような気がします。確かツールーズとナントの試合の間に。ロワール川流域の古城をいくつか巡りました、シュノンソー城ブロワ城だったっけ、懐かしいなぁ。シュノンソー城の最寄駅はかなり田舎の駅で、その近くのカフェ(といっても田舎の食堂?)で飲んだパナッシェの味は忘れられません。バスツアーで見学に来ている人はたくさんいたけれど、駅から列車に乗った観光客は6人しかいなかったのを憶えています。暑い日だったな、ナントの試合も暑かったですしね。