三浦俊也監督(大宮)記者会見コメント

ワールドカップジャーナルを楽しみに見ていた私にとっては、三浦監督の胴上げは言葉に出来ない嬉しさがありました。

Q:2年間の充電がどのような面でプラスになったか
「今まで仙台のコーチから始まってやはりチームの中にいたのでどうしても視野が狭かったのかなという気がしていた。自分達の勝敗がメインで、それ以外は見えづらい部分があった。外から見ることによって、他(のチーム)でも同じ問題を抱えていたり、同じ失敗をしたり、『自分だけじゃないんだな』というのが第3者的な目で見れたこと(がプラスになった)。あとは、J1、J2を含めた年間何百試合もいろんな国のサッカーを見ることによって、サッカーの流れ方について、大体こういうものなんだ、という事がわかった。例えば試合で負けたり、内容が良くなかったとしてもそれに対して一喜一憂しなくなった事が大きいと思う。」

この充電期間にスカパーに出演してくれたことも感謝していますよ。でも、一度監督をやって失敗して、スカパーの解説者のように外から海外のリーグの試合を(殺人的なくらい)たくさん見て、そしてもう一度監督として現場に戻ってくるということが監督として理想的なのでしょうか。

Q:今回の成功(昇格)と選手の補強について
大宮アルディージャの6年間の積み重ねがひとつの集大成だと思う。だから今年1年だけで(J1に)上がったとは思わない。
(中略)
今シーズンに関して言うと、戦術的なトレーニング当たり前にやるし、今世界中のサッカーで見れるので目新しいものはない。そういった中で、集団の力をどうやって発揮させるかということを目標にしていた。そういう意味では選手・スタッフを大切にすることを心がけていた。第4クールの連勝は、選手達が迷うことなくトレーニングやグラウンドの中で試合に集中しているのを見たときにチームとしての向上や手ごたえを感じた。」

どんなやり方にしろ『迷うことなく』ということがポイントなのでしょうね。選手が迷うことなくプレーできる環境造りが監督の仕事なのでは。

Q:天皇杯でJ1チーム(FC東京)と戦うが
「個の力はFC東京の方が上であるし、簡単に勝てるような相手ではないが、対戦するのを楽しみにしている。」

げっ、次の天皇杯ワールドカップジャーナルのコメンテーター対決じゃありませんか。どっちの監督を応援しよう。応援するチームは決まっているけれどね。