田嶋幸三・技術委員長に聞く 毎日新聞

リンク先の後半部分に田嶋委員長のインタビューがあります。

−−W杯予選は過去にも苦しい戦いが続いているが。

 ◆協会の準備とジーコ監督の「どんな状況でも勝つ」という信念がうまく作用しつつある。1次予選でも、いろいろな状況の中、選手はストレスを感じずに試合に臨んでいた。トータルで安心して見ていられた。来年はどの試合も厳しく、6戦全勝でいけるとは思っていない。「負けた」「引き分けた」と一喜一憂しない。「2連勝した」と浮かれない。6戦を飄々(ひょうひょう)と戦うことが大切だ。

まあ、そうなんですけどね。「どんな状況でも勝つ」という信念はとても大切なのですが、それだけではね。選手はストレスを感じずに戦っていたとおっしゃいますが、キャバクラセブンって言葉が生まれたのは今年の一次予選なんですはねぇ。


リンク先の下のほうに来年前半の日本代表のスケジュールがありますが、一喜一憂することなく、安心して見守れるような、ベストメンバー主義ではない安定した日本代表グループの力をつけて欲しいです。


おまけのリンク
「負ければ金欠」W杯予選 04記者メモ帳から

わずか90分間の試合で明暗が分かれるとあって、日本協会は1次予選敗退という最悪のシナリオも想定していた。その場合、日本とW杯とのつながりは06年夏のドイツ大会終了後まで途切れる。代表戦の試合数は大幅に減り、入場料収入やテレビ放送権料は激減する。サッカー人気がしぼむ危険性さえあった。

 協会の事業収入は毎年、100億円を超えるが、川淵会長は今年6月「W杯予選に負けた場合、2、3年間は相当な収入減が予想される。今が100とすれば、最悪80まで落ち、年間20億円から30億円は減る」と語っていた。協会ビルの管理費を15年分積み立てたのもこのころだ。

リスクマネジメントは会計についてではなく、サッカーについてやって欲しい。

日本代表のジーコ監督が「1チームしか残れず、最も厳しい戦い」と表現していた1次予選は乗り切った。来年の最終予選は8チームで4・5枠と一発勝負の危険性は減るが、協会は今も基盤強化の手を緩めない。代表の成績に左右されない本物のサッカー文化が根づくことを願っているからだ。

日本代表の迷走のおかげで、相対的に代表人気は下降してクラブ人気は上昇したと思いますがね。皮肉な結果です。