津波受けたスリランカの国立公園、動物の死がい見つからず

”万物の長たる人間”などという驕り高ぶった表現を見かけたりしますが、このようなニュースを見ると本当にそうなのだとは考えられませんね。

同国最大の鳥獣保護区である同国立公園には、ヒョウや数百頭の野生のゾウが生息しており、今回の津波では、沿岸から3キロ内の公園が洪水状態になった。
 ところが奇妙なことに、ゾウはおろか、野ウサギの死がいもまだ発見されていない。
 政府の野生動物保護の担当官は、「動物には天災を感知する能力があり、第六感で異変が起きる時を知るのだろう」とコメントしている。
 ヤラ国立公園では、日本人を含む少なくとも40人の観光客が被災した。

人間がどれだけいろいろなことを”知って”いても、動物のように災害の発生を”感じる”能力をなくしてしまった動物なのですよね。第六感というよりも、人間には気づくことのできない地磁気の変化、空気の変化、音の変化、その他何かの異変を感じ取ることができるのでしょう。野生で生きていくためには必要な能力、人間が文明に頼って活きている時には必要のない能力、どんな能力なのでしょうね。