足裏感覚

helguera2005-01-13

昨夜は降雪もあまりたくさんはなく今朝はふくらはぎ位までの新雪でしたが、昨夜から吹いている強風のせいで昨日のシュプールというかラインもすべて消えて今日もパウダー日和です。風が強いのでちょっと雪面は硬いのですが、滑りに影響が出るほどではありません。気温も昨日は旧センターヒュッテ前の温度計でマイナス12度でしたが、今日は一日マイナス7度と暖かく風は強いのですがまあまあのボード日和です。マイナス7度が暖かいというのはちょっとおかしな感覚ですね。


今日も一日中リフトを代えコースを代えてパウダーを楽しんだのですが、さすがにシーズン2日目では昨日よりマシな滑りになったものの我ながら物足りない滑りでした。何だろうな、足裏感覚が回復しないのですよ。スノーボードで整備されている斜面を滑っているときはそんなでもないのですが、今日のようにパウダーを滑っていると目で見て状況を判断してから体が動くのでは間に合わないのですよね。


スキーやスノボ、サッカーもそうかもしれませんが、目で見て状況を頭で考えて判断して行動するのではなくて、考えずに無意識に体が反応する感覚というのでしょうか。スノーボードの板を通じて感じる雪面の状況を頭で考える前に無意識に足裏で感じて適切な動きを体が勝手に選択している状態になるときがあるのですよね、たまに。でも今日はサッカーで言う試合勘がない状態です。
サッカー選手だってサッカーは子供のころからやっていて、このような状況では何をしなきゃいけないか分かっているはずなのに、それでも試合から遠ざかっていると試合勘がなくなり一瞬の無意識の判断が遅くなってしまうのでしょうね。
ましてやヘタレなスノーボーダーである私が10ヶ月も滑りから遠ざかっていれば、そんな微妙な感覚もなくなりますよね。パウダーを滑るときは五感を研ぎ澄ませて次に何が起きるかわからない状況に対応しなければいけないのに、体が反応しきれていないもどかしさがあります。スキー場のコンディションは最高なのに自分のコンディションが最低で非常に残念です。この一歩が出ればというときに足が出ない、サッカーで言えば前半の30分過ぎから走れなくなってピッチの上をウロウロしているだけの選手のようです。


それはそうと、ニセコヒラフは前から外国人が多かったのですが、今年は一段と多く感じます。昼食をとりに入った旧見晴台ヒュッテではお客さんの半分近くが欧米の方です。テーブルのまわりを英語が飛び交っていて、日本国内にいるのに『ここはどこ?』って感じです。
昨年のことですが、望洋荘という古い昔ながらの山荘で休憩していたら、5組のお客さんのうち、2組が欧米の方、1組がアジア系の外国の方、残り2組が日本語を喋っているという状態がありました。建物の中央にダルマストーブがあって木でできたテーブルとイスが並ぶような本当に昔ながらのレストハウスなのですが、そこでもそんな状態でした。まあ、それだけニセコヒラフは素晴らしいのでしょうね。


情けない自分の滑りはキレキレというわけではありませんが、一日中パウダーランができてニセコヒラフは最高です。明日は雪が降らないようですが、もう少し“まとも”な滑りをしたいものです。