サポーター論ではなくてサッカー界にまつわる話

私が1月22日に書いたエントリー白か黒かに対して様々なコメントやトラックバックをいただきました。ここにトラバをまとめて紹介させていただくとともに、あらためてお礼を申し上げたいと思います。

で、何をされるのでしょうか? サッカー蟻地獄さん
サポーター考 ウタカタ ノ ヒビさん
サポーターとは何か? サッカー景気の悪い話さん
なぜ、自らサポーターと名乗るのか みどり日記さん
サポーターって何? スローストローさん
本当の『サポーター』とは? はぎや・えれいねさん

ひとつのエントリーに対してこんなにトラバをもらったこともないですし、22日のエントリーに対して25日くらいから反応が増えたのでびっくりもしたのですが、本当にありがとうございました。


言葉の使い方というのは難しいですね。エントリーの主旨としては、サポーター論というよりは、サッカー界にまつわる話として書きたかったのですが、エントリー中にあれだけ“サポーター”という言葉が出てきているのにサポーター論じゃないといっても、読んでいただける皆様にはうまく伝わりませんね。
このエントリーで言いたかったことは、『人それぞれのライフスタイルにあわせて、サッカーを楽しみましょうよ』というこの部分でした。
(以下当日のエントリーより)

そのチームや、そのクラブや、サッカーが好きな人が喧々諤々、サッカーについて好きなことを語れるのが、サッカー文化の深さではないかと思っています。好きか嫌いか、合うか合わないか、できるかできないか、いろんな理由でその人のサッカーに関するかかわり方は変わってくるのでしょう。でも、みんなが自分のペースで、自分のリズムで、自分の好きなやり方でサッカーに関わりあっていく。


決して排他的な雰囲気が漂う世界ではない、自分のスタイルをみんな追求しつつ他者のスタイルを尊重できる、そんな世界がサッカーのまわりに広がれば良いと思っています。

特にどこの(クラブ名)とか、どこ(ゴール裏)とかを想定して書いているわけではないので、例えばスタジアムにも来ないのにサッカーについて語るなとか、○○のチームのサポーターでもないのに○○について語るなとか、そういう排他的な雰囲気がサッカー界のまわりに広がっていくことのないように、という願いを込めて書いたエントリーです。


しかし、エントリーの前半部分で『××じゃなきゃサポーターじゃない、と排他的な言葉を言っている時点でその人こそサポーターじゃないと思うんだけどな。』という部分の印象が強くてサポーター論として見えてしまったのなら、それはひとえに私の文章力の低さの問題で、もしこのエントリーを読んで不快に思った方がいらっしゃったら、その点についてはお詫びいたします。


当日のコメント欄にも書きましたが、どういう人がサポーターなのかというサポーター論ではなくて、サッカー界のまわりにこんなことが起こってほしくないという“漠然とした不安”を感じている、こうであって欲しいという願いなのです。
(以下コメント欄より)

サポーターやファン、コアやライト、言い方はどうでもいいのですが間に線を引いて明確な区別をすることが必要なのか、それともお互いの違いを認めてお互いを尊重しあうほうがいいか、というエントリーです。
普段の生活を犠牲にしてまで好きなサッカーやチームを応援している人も凄いと思うけれど、私は好きなサッカーやチームを見ることを犠牲にしても家族のため、会社のため、自分のために仕事をして日常生活を地味におくっている人も同じように凄いと考えているだけです。


例えばタイトルの”白か黒か”についてですが、白人と黒人というように明確な線を引いて区別することから何が生まれるのか、ポジティブなことが生まれるのか、ネガティブなことが生まれるのか。それよりもお互いの肌の色の違いとして”違い”を認めてお互いを尊重しあうのか。偽善的とか言葉の遊びと聞こえるかもしれませんが、私は後者の立場を取りたいと考えているからです。


線を引くことや区別をすることに対する”漠然とした不安や怖さ”を感じているので、”具体的な事例”を書いているわけではありません。その漠然とした不安を排他的という言葉で表現しました。

コメントをいただいた方、トラバをいただいた方は本当にありがとうございました。それでも何を言っているんだよと思われる方もいるかもしれませんが、コメントやトラバのお礼に代えてもう一度再掲させていただきました。


明日は日本代表のカザフスタン戦ですね。クラブもキャンプがはじまりましたが日本サッカーの2005シーズンの幕開けとでもいうべき試合です。日本代表としてはテストマッチの意味合いが強いとは思いますが、多くの選手を試しつつスカッと勝って欲しいものです。