キャプテン問題
いつもお騒がせのあのキャプテンではなくて、ゲームキャプテンが問題です。
――明日の主将は誰がやるのでしょうか? また、2005年の初戦として選手たちにどのようなプレーを期待していますか
(中略) キャプテンをお知りになりたいですか?
(記者陣、うなずく)
中澤です。リーダーシップがあって、(主将としての)キャパシティーは十分にあると判断しました。
■中澤佑二(横浜FM)
(キャプテンに指名されていたが?)聞いてないです。やばいなぁ(笑)。キャラが変わるので。まじめになっちゃうんだよね。円陣での声のかけ方も慣れてないし、(アテネ五輪の)那須になってしまう(苦笑)。できれば拒否したいなぁ。代わりにやれる人はたくさんいるし、英語しゃべれないし。クラブでキャプテンを任されてからでないと、冗談抜きに厳しい。できれば試合だけに集中したいので。
まあ、キャプテン問題はともかく、ジーコ監督のこの言葉の実現に期待します。
――明日の試合では攻撃と守備、どのあたりに気をつけるのしょうか
攻撃の面では技術的にも戦術的にもいい選手がそろっているので、想像力にあふれたプレーを期待したいです。フィニッシュまで含めてね。後ろの方は、マイボールを失った時に全体をコンパクトにして相手のカウンターを阻止するような守備を確実にやってほしいと思っています。
どこのポジションからがディフェンシブで、どこからがオフェンシブというようなことがない現代サッカーの中では、守りになった時は全員が守備に協力しながら、全体的にスペースを与えないで高い位置でボールを奪うことが必要です。カウンターに関しても、後ろの人間だけではできないので、前にいる選手もボールを失ったら何をするかということが求められると思います。
攻撃の時は、全員でパスを回して(ディフェンシブな選手が)前に行った場合にはFWの気持ちでフィニッシュまでやる。全体で守って全体で攻めることが大切だと思います。選手によってはオフェンシブな選手、ディフェンシブな選手といますが、しっかりとしたものを作り上げていきたいなと思っています。
ジーコ監督の口から”コンパクト”という言葉や”高い位置でボールを奪う”などという言葉が出てくるとは意外でした。試合でどの程度実現できるか注目ですね。