バルセロナ - チェルシー

今頃って感じですが、昨夜ようやく今節のCLの試合を録画放送で見ました。
今週はいろいろあって、リアルタイムではCLにまったくついていけず、かなり流行に乗り遅れた感がありますが、今週末もあまりサッカーの試合を見る時間が取れそうもないのが悲しい。


スカパーの昨夜22時からの再放送枠でどの試合を見ようかと悩んだ挙句、バルセロナの試合に決めました。
ただ、HNでもお分かりの通り、イヴァン・エルゲラの決勝点も見逃せるはずもなく、エルゲラの得点場面の前後だけはレアル・マドリーの試合を見ていました。久しぶりに見るレアル・マドリーの攻撃はスピードに乗っていて美しかったなぁ。特にジダン、ロベルトカルロス、ラウルとつながった時は鳥肌物でした。長時間この試合を見ていたわけではありませんが、ロナウド出てた? って感じです。
そしてエルゲラの得点シーンの雑感ですけれど、セットプレーからのヘディングによる得点なのですが、あの斜めに走りこんでいく動きですべて決ったかなぁ、という得点ですね。繰り返しになりますが、最終ラインではなくて、もう一列前でエルゲラを使って欲しいです。あの得点に対する嗅覚と執念は今のレアル・マドリーには数少なくなってしまった貴重な選手だと思うんだけどな。


で、本題のバルセロナですが、『楽しいサッカーで強いサッカー』の回答のような試合でしたね。戦評は各方面で語られていると思いますので詳しくは書きませんが(いつも詳しくないけど)、ボールが動く前に選手が動くサッカーは見ていて楽しいな。
誰かがボールをキープする、相手のDFが間合いを詰めていく、するとボールホルダーの外側を味方の選手が追い越していく、相手のDFは追い越した選手の動きにつられる、追い越した味方はそのタイミングでボールが出なくてもそこで走りをやめて待つのではなく相手DFを引き連れて中に走りこむ、そうして空いた外のスペースへさらに後ろから味方選手が走りこんできてパスを受けると完全にドフリー。
こんな場面を何回も見たような気がします。
言葉にすれば”3人目の動き”という一言かもしれませんが、そんな動きをあのスター選手たちが繰り返し行っていて手抜きをする選手がいない、そりゃ強いはずですよね。


もちろんチェルシーにガチっとスペースを消されるように守られて、足元パスをつなぐ時間もありますが、すると今度は短い距離の早いタイミングのワンタッチのパス交換を繰り返し、完全なフリー状態は作れなくても密集の中で1mだけフリーの状態を作ってシュートまでつなげてしまう。解説のセルジオさんが『バルセロナチェルシーペナルティエリア周辺でフットサルをやっている』と話していましたが、まさにそんな感じでしたね。


試合の行方は退場者が決めてしまった感はありますが、ファーストレグでこんな試合が見られるのなら、決着のつくセカンドレグはどのような熱い試合になるのでしょうか。今から楽しみです。