テヘランから日本へ

テヘランの空港に着いたのが22時少し前、ロビーで土産物屋を探したけれど何も見当たらないので、そうそうに出国した。免税店で買い物をしたが、この時点でかなり疲れがピークとなり、買い物を終え出発ロビーの椅子で崩れ落ちるように寝てしまった。深夜2時のフライトまでかなり時間があったはずだが、寝ていたのであっという間だった。
飛行機に乗り込んで座席に座ったら、ここでもあっという間に寝てしまい、離陸したのも知らなかった。


帰りは飛行機の飛ぶ向きもあり、関西空港までのフライトということもあり飛行時間は9時間だったが、それ以上に機内食を食べるとき以外は寝てすごしたので、本当にあっという間だった。


日本時間15時30分に関西空港到着。これから羽田空国までの国内線の乗継まで4時間近く関西空港で待つことになる。もう空港のロビーの椅子には座り飽きたのでカード会社のラウンジに向かう。
そういえば、あの試合で同点ゴールを決めたのが福西選手だったのは日本に着いてから知った。スポーツ新聞などで怪我人の情報も日本での報道の方が詳しく載っているのは不思議な感じがする。それにしてもスポーツ新聞の試合の詳細は薄っぺらい。あの敗北の意味や原因はそれだけなのだろうか。


19時50分、ようやく羽田行きの飛行機に乗った。出発ロビーで見たらイラン人の観客から死者まで出ているという。あれだけの数の人間が無秩序に集まればそれぐらいの事故はおきるだろうと変に納得してしまった。
日本人のサポーターは怪我で済んだようだが、もしガラスの破片とかが目にでも入って失明や何か重篤な怪我につながったらどうなっていたのか。イランサッカー協会の『我々は最善の警備をした。』というコメントがおかしいやら、むなしいやら。
羽田までの50分間のフライトがとても短く感じた。とても濃密で、とても疲れを感じた48時間だった。