磐田の監督

気になる記事ですよね。
浦和が藤田獲得へ、2年契約で5月にも ニッカン
磐田というクラブが世代交代の時期にきていることは確かなのだろうと思いますが、山本監督就任以降の大型補強といい、今回のこの記事といい、どうもサッカーの内容以外での話題が多くなっているのが心配です。確かに若手の育成は急務だと思うのですが、天皇杯の決勝でもベテランをベンチに温存してくれたことは、対戦相手として非常に楽だったんですけどね。


磐田での山本監督については詳しくないので、フィリップの下での4年間とオリンピック代表での2年間の印象が強いのですが、自分が監督をする前にあの本を出したのが失敗だと私も思います。
中間管理職の悲哀 気ままに代表ブランク ブランクさん
自分が監督をやる前に、自らあの本で自分のハードルを高くしてしまいました。監督に求められるのは、まず人間性よりもその結果ですからね。同じ結果を出してくれるのなら、人間性も比べられるかもしれませんが、結果を出していない人が結果を出した人の人間性を語っても…と思ってしまいます。
500ページの教科書を5ページしかなかったというようなことを書いていましたが、今の山本監督の教科書は何ページあるんでしょうね。


とは言いつつ、実は私は山本監督に期待している部分もあります。
クラブ監督という、逃げ場のない立場に立った時に監督がどう変化するか。 シーズン途中で就任した昨年終盤はテストだったとか、選手が揃わなかったとか言い訳できましたが、今シーズンはその言い訳はもう使えません。 過酷なスケジュールは口癖になりそうでしたが、まあ本当に過酷だったわけですしね。


ACLが終わって、本当に言い訳ができない場所に追い込まれた時に、自分の足りない点を本当に自覚し、変化することができるか。 偉そうな言い方になってしまいますが、そこで変化できれば大化けするかも… と期待しています。
そこで違う言い訳を始めたら、それが監督の人間力の限界なのかもしれません。でも、これからの人生の中で、”テスト”と”人間力”という言葉を見ると必ず思い出す監督であることは確かですが。


AFCチャンピオンズリーグ 第4節 まったりサッカー観戦記 さん
確かに山本監督の選ぶ言葉が与える影響も大きいですよね。


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